高速道路にある「謎の“小さな数字”」 一体何の意味? 「等間隔」で設置…何がしたいの? 実は知らないと「とんでもない」ことに!
実は超便利な「小さい数字」
普段はあまり気に留めることもないかもしれませんが、キロポストの表示が役立つ場面があります。
そのひとつが、具体的な場所の特定に役立つことです。
高速道路は一般道と異なり、建物や交差点など目印になるものがほとんどありません。
しかし、走行中に事故や故障によって高速道路上に停車してしまった時など、高速道路の管理センターや警察、消防などに救助要請する時や、ロードサービス業者に連絡する時などには、具体的な位置を伝える必要があります。
もし目印になるものが見当たらなければ「〇〇ICと△△SAの間にいます」など、ざっくりとした広い範囲しか伝えられないかもしれません。
そんな時も、一番近いキロポストの数字を確認して伝えることで、伝えたい場所をピンポイントで特定することが可能です。
また、走行中に道路上の異変や落下物を見つけた時にも、その地点のキロポスト表示を確認しておいて、次のSAやPAなど安全な場所に停車してから「道路緊急ダイヤル(#9110)」へ連絡するといいでしょう。
ほかにも、ハイウェイラジオなどでは「〇〇キロポストを先頭に渋滞が発生しています」「工事のため、〇〇キロポストで車線規制が実施されています」などのように、キロポストを用いて情報提供を行っています。
キロポスト表示は走行中にもすぐに目に入ってくるため、どのくらい先で渋滞や工事による車線規制が発生しているかを把握しやすくなっています。
そして、そうしたとき以外にも、高速道路で重要な車間距離を測る目安として使うことも可能です。
キロポストは高速道路の本線では一般的に100mごとに設置されているため、前を走行するクルマとの距離がキロポスト表示1つ分空いていれば、およそ100mの車間距離が確保できていると推測することができます。
この100mの車間距離は、時速100kmで走行しているときに適切な車間距離とされており、ときどき現れる「車間距離確認」標識がなくても、手軽に測定することができます。
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あまり意識することがないキロポスト表示ですが、事故や故障などトラブルが発生した時には大きな役割を持っています。
主要な国道など一般道でも設置されていることがあるため、目印となるものがない場面ではキロポストを探してみるのもいいでしょう。
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