全長約5m! “ランクル級”にロングな新型「クラウンSUV」“車中泊”も余裕!? 18年ぶり復活の新型「エステート」まもなく発売?
16代目「クラウンシリーズ」として、ワゴンSUVの新型「クラウンエステート」の発売が控えています。一体どのようなモデルなのでしょうか。
ワゴンSUVの新型「クラウン」どんなモデル?
2022年9月にトヨタは「クラウン」を全面刷新し、16代目モデルを発売しました。
最新の16代目では、セダンに加えて3タイプのSUVが設定されたことで話題になりました。
そして、発売済みの「クラウンクロスオーバー」「クラウンセダン」「クラウンスポーツ」に加え、「クラウンエステート」の発売を控えている状況です。
クラウンエステートとは、1999年に登場した11代目クラウンにラインナップされていた、ステーションワゴンの車名として使われていたもの。
2003年にほかのクラウンシリーズが12代目へフルモデルチェンジした後も、クラウンエステートは2007年まで生産が続けられていたのですが、16代目で復活を遂げ、約18年ぶりに車名が復活することになります。
新型クラウンエステートは、ステーションワゴンだった先代モデルとは少し異なる、ワゴンとSUVを融合させたモデルとして再投入されます。
ボディサイズ(開発目標値)は、全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mm、ホイールベースは2850mmと、全長5mに迫る大きなボディを有しており、トヨタの本格SUV「ランドクルーザー300」(全長4950mm×全幅1980mm×1925mm、ホイールベース2850mm)とは全長とホイールベースがほぼ同じサイズになっています。
なお、トヨタは新型クラウンエステートについて、「ワゴンとSUVの融合」と紹介しており、全高が低めに設定されているのは、ワゴン的な要素を持ち合わせているからといえるでしょう。
ボディサイズのほかにタイヤサイズは21インチ、乗車定員5名、パワートレインは、HEV(ハイブリッド)とPHEV(プラグインハイブリッド)の2タイプが用意され、駆動方式はどちらも4WDということが明らかにされていますが、それ以外のスペックなどはわかっていません。
実は、新型クラウンエステートは米国ですでに販売されており、現地では「クラウンシグニア」という車名で展開されています。
このクラウンシグニアには2.5リッターハイブリッドが搭載されており、日本仕様も2.5リッターエンジンを搭載するものと思われます。
また、新型クラウンエステートの先行公開サイトでは、ラゲッジスペースが紹介されていて、リアシートを前に倒すとフルフラットの広い荷室が展開される様子が確認できます。
この点に関しても、クラウンシグニアの荷室長は6.5フィート(約198cm)となっていることから、新型クラウンエステートも大容量の荷室空間が確保されているといえるでしょう。
広大なスペースを活用してたくさんの荷物を搭載できることはもちろん、約2mの長さがあれば車中泊も可能であることが期待でき、現行クラウンのなかで最も実用的なモデルとなるはずです。
外観デザインは、他のクラウンシリーズと同様に、フロントに「ハンマーヘッド」デザイン、リアに横一文字の先進的なテールライトを採用。
ボディカラーは、単色(モノトーン)5色、バイトーン(2トーンカラー)5色の全10色が用意されます。
内装も基本的にほかのクラウンシリーズと同じデザインですが、インテリアカラーにブラックに加えてブルーやベージュといった新色が設定され、高級SUVらしい上質感を演出します。
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新型クラウンエステートは当初は2023年度内に発売予定とされていたのですが、現在は「2024年央以降」に延期されており、具体的なスケジュールは明らかになっていません。
2024年も終わりに差し掛かり、年内の発売は難しいといえ、2025年発売に持ち越される可能性が高いでしょう。
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