ホンダ二輪のフラッグシップに相応しい堂々たる姿 意外とフレンドリーなゴールドウイング!?
7速DCTの「ウォーキングスピードモード」が“使える”!
新型「ゴールドウイング」は、トップケースの付くツーリングに焦点をあてたツアラーモデルを「ゴールドウイング ツアー」とし、サドルケースのみのスッキリしたモデルを「ゴールドウイング」としています。
そして、6速マニュアルミッションをベーシックに、「ゴールドウイング ツアー」でのみ7速DCTも選べるようになりました。
オススメは、7速DCTです。クラッチレバーの操作が要らず、さらにシフトチェンジもバイク任せにすることができるのは、ツーリングでの大きな武器となります。
今回、テキサスでのテストライドは2日間440マイル(およそ700km)にも及びましたが、このオートマチック感覚がなんとありがたかったことでしょう。
快適にロングライドを楽しむことができ、身をもって7速DCTの素晴らしさを知りました。
7速DCTをオススメする理由はまだあります。「ウォーキングスピードモード」という機能が新たに加わり、手元の「+」(プラス)スイッチを押せば微速前進、「ー」(マイナス)ボタンを押せばゆっくりバックしてくれるのです。
車体が重い大型バイクにとって難儀なのは駐車場での押し引きですが、これをエンジンの駆動力を活かして解決してしまったのですから嬉しいとしか言いようがありません。
なお、6速マニュアルミッションでも電動リバースが付いていて、微速後進は可能となっています。
さぁ、「大きくて扱いきれない……」なんて、思わなくていいことがお解りいただけましたでしょうか。
新型「ゴールドウイング」は、従来モデルより車体重量を41kgも軽量化していますし、ライダーの着座位置が前寄りになってハンドルを操りやすくなっています。
バイクの見た目こそ堂々としたもので、ステイタスを感じる高級感ですが、体格を気にせず乗れるライダーにやさしいオートバイに進化しているのです。