ホンダの斬新「軽ピックアップ」が超カッコいい! 万能すぎる「商用車」はレジャーや趣味に最高! “アウトドア最強”の軽トラ「アクティ・スポーツ」とは!
過去に発表されたコンセプトカーの中には、市販化が期待された魅力的なモデルが数多く存在しました。過去にホンダから提案された「アクティ・スポーツ」も、まさにそんな1台でした。
ホンダの斬新「軽ピックアップ」が凄い!
2025年1月10日から12日までの3日間、世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン2025」が開催されます。
このような自動車イベントでは、自動車メーカーやチューニングショップ各社から、ユニークなカスタムカーやコンセプトカーが登場して話題を集めます。
なかでも現実味の高さから市販化も期待された1台である、ホンダの「アクティ・スポーツ」について、どのようなモデルだったのかを紹介します。
1977年に初代モデルの登場した「アクティ」は、ホンダの四輪事業の基礎を作った軽商用車「T360」の流れをくむ軽トラックおよび軽バンです。
同車はエンジンを車両中央に配置するという、軽トラとしては唯一無二の「MR」という駆動形式を採用したことで、使い勝手の良さやパワフルな走行性能を実現。
さらに荷台をフレームの一部にする独自のモノコック構造を持ち、ホンダらしい個性あふれるモデルとして長年愛されましたが、アクティバンは2018年7月に、アクティトラックは2021年4月をもって生産終了しています。
そんなアクティをベースに、ルーフやリアに荷台を追加・改造することでピックアップトラック仕様へとカスタムしたコンセプトカーが、2002年にホンダが初公開したアクティ・スポーツです。
もともとアクティという車名は「アクティブ(活動的な)」に由来し、ビジネスからレジャーまで様々な用途で活躍することが想定されていました。
そんなアクティの高い実用性を遊びにフル活用したら、新たな楽しみが生まれるのではないかという発想からアクティ・スポーツが誕生したといいます。
道具をガンガン積めるよう荷台スペースを増強し、「アオリ」と一体になったボディに作業用ルーフランプ付きのパイプキャリアを装備。樹脂製パネルの荷台には、荷物の固定に便利な収納型フックなどの使える機能を搭載したことで、遊び道具としての使い勝手にも優れ、オフタイムの楽しみを大きく広げます。
この荷台スペースには、泥や汚れなどを気にせず積める樹脂製パネルを採用。さらにパイプキャリアはステンレス製で、サーフボードなど長尺物を積むことが可能です。
また、バギーなどの重いオフロードギアも手軽に積載できるようリアパネル上部にウインチを搭載。パイプキャリアに付属した小物収納ネットは、汚れた服や濡れたウェットスーツをくるんで持ち帰ることを想定し、アクティの利便性をより高めています。
両サイドのアオリの内側には、簡単に取り外しが可能なラダーレールを収納。荷台から斜めに架けることで、重い荷物や道具の積み降ろしを楽におこなうことができる仕様としました。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1745mm(全高はパイプキャリア除く)。搭載するエンジンの排気量や出力についてのアナウンスはありませんでしたが、ベースのアクティと同じ660ccのエンジンを搭載していると思われます。
インテリアは明るい色合いのペールベージュを基本とし、オレンジをアクセントに採り入れて快適な空間を演出。さりげない遊び心が、運転時の楽しさをさらに広げると説明されています。
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アクティ・スポーツは、可愛らしい見た目とともに“軽トラ”の可能性を大きく広げる、魅力的なコンセプトモデルでした。
残念ながら市販化はかないませんでしたが、同車の提案した「仕事から趣味まで多彩な用途に使える商用車」という思想は、現行モデルの「N-VAN」にも引き継がれているようにも思えます。
2025年1月に開催される東京オートサロン2025でも、ホンダから遊び心あふれる魅力的なコンセプトカーが登場するのか、期待が高まります。
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