トヨタ、「JPNタクシー」評価上々 2020年には東京のタクシー1/3が切り替えへ

タクシー会社からも評判が高い理由とは

 タクシー全体で考えるとどうでしょうか。前述の通り、タクシー会社の車両は20万台。これに個人タクシーが約4万台というのが大雑把な数字です。個人タクシーの大半は運賃の高い中型車を選ぶため、JPNタクシー以外の車両になる可能性が高いでしょう。これまで通りクラウンロイヤルの圧倒的なシェアだと思われます。

これまでのセダン型タクシーとは違い、広い室内空間のJPNタクシー

 JPNタクシーを使ったタクシー会社の評価は高く、ランニングコストで有利だと判断した場合、さらにJPNタクシー比率は高くなるかもしれません。実際に使用しているタクシー会社に聞いてみると、「燃費が良く、追突事故率の減少が期待される自動ブレーキ付きのJPNタクシーは、運転手の評判だけでなく、利用したお客さんからも乗り降りのしやすさや、空間の広さなどから好評を得ています」と、人気は急上昇中とのことです。

 そしてもう一台、次世代のタクシー専用車には、ニューヨークタクシーに採用された日産「NV200 タクシー」があります。これまでのタクシーは背の低いセダンタイプが主流でしたが、乗り降りしやすく、快適な空間を提供する背の高い新型タクシーが今後の主流となっていくようです。

 皆さんはもう新型のJPNタクシーに乗りましたか。

【了】

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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