トヨタ、「JPNタクシー」評価上々 2020年には東京のタクシー1/3が切り替えへ
日本全国で運用されているタクシーは約20万台。東京では2020年の東京オリンピックに向け、3分の1が新型のJPNタクシーに切り替わるだろうと言われています。なぜJPNタクシーに切り替えていくのでしょうか?
徐々に見かけるようになってきたトヨタの次世代タクシー
「あ、新型のJPNタクシー!」。都市部を中心としてトヨタの新型タクシー専用車『JPNタクシー』を見かけるようになってきたました。
JPNタクシーの生産台数は1000台/月。タクシー会社が所有する車両(全国で20万台)の半分をJPNタクシーに切り替えするとなれば、8年程度掛かる計算です。東京の場合で2020年に3分の1がJPNタクシーになると思います。
あまり認識されていないことですが、現在の主力となっているタクシーは、トヨタの『クラウンコンフォート』と『コンフォート』の2モデル。前者が全長4695mmで「中型タクシー」用として運用され、後者は全長が4590mmとなり全長4600mm以下の「小型タクシー」に区分されます。おそらく外観からはどちらのタクシーなのか判別出来ないでしょう。
参考までに書くと、クラウンコンフォートのベースは1984年に発売された5代目のトヨタ「マークII」。このモデルの基本骨格を使って作られた6代目のマークIIの派生車種が、クラウンコンフォートになります。
何と現在の主力タクシーは34年前の車体骨格+サスペンションを使っているので驚きです。 安全性を含め完全に時代遅れのクルマが現在主力のタクシーとなっていたのです。
今後は、トヨタのタクシー専用車は全てJPNタクシーに切り替わることになります。都市部なら3年もするとJPNタクシーが普通になる可能性が高いです。