究極の新型「爆速ラグジュアリーSUV」実車公開! 史上最もパワフルな「新型ディフェンダーオクタ」が置かれたイベントとは
日本でも大ヒットとなっている英国生まれのクロカン「ディフェンダー」を主役としたオーナーおよびファン向け公式イベント「DESTINATION DEFENDER TOKYO 2024」が、2024年11月15日-17日の3日間に渡り、東京・豊洲にて開催されました。
ディフェンダーの最上位モデル「OCTA」がファン向けに初公開
DESTINATION DEFENDER TOKYO 2024にて、2024年7月に発表された史上最強のパワフルさを誇るディフェンダーの最上位モデル「OCTA」がファン向けに初公開されました。
日本でも大ヒットとなっている英国生まれのクロカン「ディフェンダー」を主役としたオーナーおよびファン向け公式イベント「DESTINATION DEFENDER TOKYO 2024」が、2024年11月15日-17日の3日間に渡り、東京・豊洲にて開催されました。
同イベントは、豊洲のベイエリアにある「CITABRIA BAYPARK GRILL & BAR」を会場とし、ディフェンダーの卓越した走破性能と世界観を体験してもらうためのもの。昨年10月末に同地で行われた「DEFENDER EXPERIENCE TOKYO 2023」の好評を受け、その内容を受け継ぎつつも、バージョンアップされました。
新たな取り組みとして、開催日を1日延長し、初日となる17日をオーナー限定日が設けたほか、J-WAVEのラジオ番組「DEFENDER BLAZE A TRAIL」とのコラボも実施。
ナビゲーターである音楽プロデューサーの亀田誠治さんがチョイスした新進気鋭からベテランまでの幅広いアーティストによるスペシャルライブが週末に開催されるなど、より豪華でスケールアップされたのが特徴です。
そのライブには、土曜に「STUTS」と「真心ブラザーズ」が、日曜日に「堀込泰行」と「GLIM SPANKY」がそれぞれ出演し、会場を音楽で盛り上げました。
都心にある豊洲という立地ながら、愛車のディフェンダーで出向くことができるとあって、朝から駐車エリアには多くのディフェンダーが顔を揃えました。
その中には、貴重な初代ディフェンダーの姿も見受けられ、新旧モデルのファン同士の交流の機会の場としても成長しているようです。
コンテンツが強化されたのは、ステージだけではありません。
子供たちが参加できる体験型コンテンツも充実しており、キッズラグビー体験では、世界的なプレイヤーであるファフ・デクラーク選手が参加し、優しくラグビーの基本を伝授。
ラグビーファンであるパパママにも嬉しいサプライズとなりました。ワークショップでは、近年話題となっている織物技法「タフティング」によるオリジナルトレー製作など日常的に愛用できるアイテムを参加者自身で作ることができ、熱心に制作に取り組む参加者の姿が見られました。
様々なコンテンツの中でもダントツの人気を誇るのは、ディフェンダーの試乗でしょう。
イベント会場周辺道路を用いた公道試乗会に加え、広大な施設スペースを活かした特設オフロードコースによる試乗会も用意されました。
特に都心で悪路走破性を試せるオフロードコースの関心が高く、事前募集ですべての試乗枠が埋まってしまうほどの人気に。
もちろん、当日申し込み枠も少数用意されていましたが、早い段階で埋まってしまうほどの盛況ぶりでした。
そのオフロードコースは、インストラクターのドライブによる同乗試乗となる「ツインテラポッド」と自らステアリングを握れる「ミニ&マウンテンテラポッドバンク」のふたつのコースを設置。
いずれもディフェンダーの優れた登坂能力を体験できますが、筆者は後者を体験させてもらうことができました。
コース内容は、最大傾斜45度の傾斜路、モーグル路を想定した45cmのコブとなる障害物を乗り越えるツインテラポッド、傾斜角が可変する形状を持つマウンテンテラポッドを走破するコースとなっています。
試乗時間自体は、約5分程度ですが、ちょっとしたスリリングも味わる冒険となっています。もちろん、助手席にはインストラクターが同乗してくれ、的確なアドバイスを受けることができます。
最初こそ、障害物の上をどのようにして走れば良いのかという不安に襲われますが、そこでディフェンダーの最新機能が大きく活躍してくれます。
優れたカメラ機能により、死角となる前方や側方などの路面状況やタイヤ位置を映像で確認することができます。
そのため、スロープも、限られた走行枠の中を安心して進むことができるのです。
SUVブームもあり、ディフェンダーをはじめとする高いオフロード性能を備えた愛車を持つオーナーは多いと思いますが、その実力を試したことがある人はものすごく限られることでしょう。
そのため、参加者にとっては、クロカンの高い走破性の実力や意味を理解できる貴重な機会となりました。
会場内では、ディフェンダーの世界観を体現すべく、多くの実車展示も行われました。そのなかでもスペシャルだったのが、初代ディフェンダーのヘリテージ展示でした。
初代ディフェンダー130トラックベースのキャンピングカーや開催当時世界一ハードなアドベンチャーレースと称されたキャメルトロフィー参加車両の90ステーションワゴンなどを展示し、高い悪路走破性が可能とした厳しい冒険に思いをはせることができました。
新車展示では、今年7月に発表された史上最強のパワフルさを誇るディフェンダーの最上位モデル「OCTA」がファン向けに初公開されました。
ランドローバーモデル内で最もパワフルな4.4LV8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力635ps、最大トルク750Nmを発揮。
その実力は、0-100km/h加速4.0秒、最高速度250km/hとスポーツカー顔負けのもの。
さらに悪路走破性能も、強化されているというから完全無敵なディフェンダーに仕上げられたモデルです。新たなディフェンダーのフラッグシップモデルだけに、来場者からの関心も非常に高いものでした。
このほかにも、同イベントが日本初公開となる限定車「DEFENDER 110 SEDONA EDITION」を始めとするディフェンダーのボディ違いフルライン展示も行われました。
実車展示や試乗体験などクルマイベントらしいものだけでなく、ワークショップやライブなど多くのコンテンツが用意されているため、恋人や家族と共に終日会場で過ごせる内容を強化したこともあり、終日、多くの来場者で賑わっていました。
今回は、ドッグランが設置され、愛犬との参加もし易くなったことも好評なようでした。本来はプロ向けである本格クロカンがライフスタイルアイテムとして愛されるようになった今、ディフェンダーが着実に、新たなファンを拡大されていることを実感させてくれた取材となりました。
今後、同イベントが発展を遂げていくのかにも注目です。
Writer: 大音安弘(自動車ライター)
1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。
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