クルマの分類でつかわれている「セグメント」とは
セグメントはメーカー側の意向で分類される?
「セグメント」というと車体の大きさで分類すると思われがちですが、実際はそれだけではありません。

たとえばCセグメントである新型シビックセダンの車体は、全長4650mm×全幅1800mmとDセグメントであるBMW3シリーズの4645mm×全幅1800mmよりも大きいのですが、セグメント上の分類においてはBMW3シリーズのほうが上位なのです。
これは「どういう顧客層に向けてクルマを開発したか」というメーカーの思惑が大きく働いているからです。
実は、セグメントとは客観的なものではなく、メーカー側の意向が決めるものといっても過言ではありません(車体サイズがセグメントの境目にある場合)。
また「ゴルフクラス」という別名を持つCセグメントハッチバックは、クルマを買おうとしている人に「ゴルフと同じクラス」というわかりやすさを与えることで、立ち位置をアピールし、販売拡大を図ろうというメーカー側の戦略を見ることもできます。特に階級社会である欧州車ではその傾向は強いようです。
車体の大きさの目安だけど、実は車格を表している。それが自動車のセグメントなのです。
【了】
Writer: くるまのニュース編集部
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