クルマのメーター内に「光るカメ」出現! 「青いイカ」や「コーヒーカップ」も!? 点灯したらマズい? 新種の「警告灯」どんな意味?
クルマのメーター内に表示される「警告灯」はさまざまなことを教えてくれます。最近では車種によって珍しいマークが表示されることがあるのですが、どのようなことを意味するのでしょうか。
実は「警告灯」の種類が増えていた!
クルマの状態や異常を知らせるため、メーター内に警告灯が点灯することがあります。
なかにはユニークなアイコンもあるのですが、一体どのようなことを意味するのでしょうか。
そもそも警告灯とは、正しい操作ができていなかったり、クルマに不具合があることをドライバーに知らせるためのもので、メーター内に表示されます。
警告灯には国際規格(ISO)で定められた「赤」「黄」「青」の3色が使われており、赤色は危険な状態、黄色は注意しなければならない状態を表しています。
青色はお知らせや作動していることを表しており、もし表示されていても急いで解決しなくて大丈夫なものが多いです。
代表的なものは「水温警告灯」で、エンジンをかけた直後に冷却水の温度が低いときに表示されますが、走行には問題なく、走り続けていれば冷却水が温まってきて消灯します。
しかし常に青色に点灯している場合、冷却系統が不具合を起こしている場合があるので点検を依頼するのがいいでしょう。
赤色と黄色の警告灯はさまざまな種類がありますが、なかにはちょっと変わったものもあります。
そのひとつが、「カメ」のマークの黄色の警告灯です。
これは「出力制限表示灯」といいり、電気自動車やハイブリッド車のバッテリー残量が極端に少ない場合や、駆動用バッテリーが異常に高温・低温だったときに点灯します。
電気自動車やハイブリッド車のバッテリーに関する表示灯なので、ガソリン車にはありません。
日産では「e-POWERシステム警告灯」と名付けられており、車種やメーカーで呼び名が異なることも。
このカメマークが点灯している間は最大電力が自動的に制限され、アクセルペダルを踏んでもスピードが出せないことがあるため、点灯したら早めに駆動用バッテリーの充電を行います。
万が一充電しても消灯しない場合は、整備工場や販売で点検してもらいましょう。
さらに、アルファベットの「D」が丸みを帯びたようなものの左に5本程度の横線がある「青いイカ」のような警告灯もあります。
これは「ハイビーム表示灯」で、その名の通りヘッドライトがハイビームになっている場合とパッシング操作を行っている際に点灯されるもので、実際はイカではなくライトから光で発している様子をマークにしたものです。
基本的には自分で操作した際に、自分のクルマがハイビームなのか、パッシングしているのか自覚しながら運転しているとは思いますが、対向車とすれ違っている際にこまめに切り替えているうちにうっかりずっとハイビームになっていたり、「オートハイビーム機能」でハイビームであることを表示灯で確認する際に役に立ちます。
オートハイビーム機能とは、対向車や前走車を検知して、ハイビームとロービームを自動的に切り替える機能です。
もしクルマ通りが多い市街地などを走っているのにハイビーム表示灯が点灯している場合は、周囲のクルマを幻惑させないようハイビームからロービームに切り替えるという配慮が必要です。
また近年登場した警告灯に「ドライバー・アテンション・アラート(DAA)警告」というものもあります。
ドライバー・アテンション・アラートとは、運転中のさまざまなデータから運転の乱れやふらつきからドライバーの疲労や注意力の低下を検知して、休憩を促すシステムです。
このドライバー・アテンション・アラートが異常をきたした際に、赤いコーヒーカップのマークが表示されることがあります。
この警告灯が点灯していても運転自体に問題はありませんが、いざドライバーの運転に警告した方がいい状況の際に役に立たない可能性があるので、早めに整備工場で点検を依頼するようにしましょう。
その他にもパーキングブレーキが解除されていなかったり、ブレーキ機構で故障している恐れがあったりする際の「ブレーキ警告灯」や、シートベルトが着用されていない際の「シートベルト警告灯」、ウォッシャー液が不足した際の「ウォッシャー液警告灯」など、警告灯にはさまざまな種類があります。
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警告灯の種類や内容は日々変わっていて、昔に存在しなかった警告灯が新しいクルマにはあったりします。
特に近年は安全システムに関する警告灯が増えており、より安全に運転するためにも警告灯は欠かせない存在となっています。
万が一のために警告灯の意味を知っておくのは重要で、トラブルが起きても警告灯の意味を知っていたら早期に対応できる可能性があり、警告灯が意味することを覚えておくといいでしょう。
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