「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか

回答殺到!ユーザー達の「ありがたいお言葉」

 集まったのは145件という異例の回答数で、コメントも様々。「アイスを買うからなんていう理由がまかり通るなら、いろんな人がいろんな理由を付けて障害者用スペースを使うことが正当化されてしまいますよ」「あなた自分がマナー違反を犯しているのを棚に上げて、注意されたら逆切れですか?」といった厳しい声もあります。

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 集まった回答は軒並み長文で、具合の悪い子供の様子を心配する母親、あるいは障害者用スペースがなかなか見つけられない老人側の苦労などを推し量り「難しいですね」「怒鳴られて怒りを感じるのもわかります」といった複雑な様子の声もあります。

 しかし、最終的には、喧嘩上等、こっちは一歩も引かないぞ、こっちは被害者なんだ、こっちはそんな怒鳴られ方をされる筋合いは無いと「被害者モード」で戦闘スイッチが入ってしまった投稿者を諫める声が見られます。

「子供が具合悪いので、もめずに帰ったほうがよかったとは思います」「『子供が子供が』と言って、子供がいたら何でも許される的な考えは捨てた方が良いと思います」「悪くなかったとしても、いちゃもんを付けられたとしてもはらわた煮えくり返っていたとしても、何よりも先に子供の事を考えて頭下げてでも、早く家に帰って寝かせてあげる方が立派だと思うよ」「子供からすれば、いい迷惑だよね。大人のエゴだよ」というコメントが。

 ベストアンサーは「その奥さんが普通の言葉で『ここは障害者用ですので、今度からは遠慮してくださいね』と言われていたら、貴女も素直に謝れたのではないでしょうか?」としたうえで、「ただ、いろんな人がいます。お子様連れのときは、お子様にどう被害がかかってくるかもわかりません。こんな世の中です。貴女の反論に相手が異常な行動をとらないとも限りません」「仮に貴女に全く非がないにしても、トラブルは避けられるよう…最悪、無視するとか…母親として考えられた方がいいと思います」というコメントでした。

 投稿者は「この回答を見たときジーンと胸が熱くなりました。ありがとうございました」と返答しています。

 では、実際「障害者用スペース」に障害者ではないクルマが駐車することは、ルール上どんな問題があるのでしょうか。

NEXCOの表示板の例。「専用」と書いてあるが法的拘束力は無い。とはいえ、そこだけしか使えない人が、使いたいときに使えないことは無いようにしよう(画像:国土交通省)。
NEXCOの表示板の例。「専用」と書いてあるが法的拘束力は無い。とはいえ、そこだけしか使えない人が、使いたいときに使えないことは無いようにしよう(画像:国土交通省)。

 まず重要なのは、駐車場というのが多くの場合「私有地」であって、道路交通法の適用外であるということ。あくまでルールの主体は、店舗オーナーや土地管理者なので、その人が決めることであり、対応は千差万別です。

 そのうえで、国の「障害者用スペース」に対する考え方の一例は、「道路の移動等円滑化に関するガイドライン」に示されています。

 そのなかでは障害者用スペースのあるべき幅などを規定したうえで、看板表示について「一般の人の使用の抑制を図るため、身体障害者用駐車施設である旨を見やすい方法により表示するものとする」としています。

 記載例では「車いす使用者など身体の不自由な方の専用駐車スペースです」という文言がありますが、この「専用」という記載について、法的拘束力があるわけでなく「一般の人の安易な使用の制限を目的に専用という表現で強調した事例」と注釈しています。

 以上のことから、法的に「どちらが悪い」と決められるものではなく、結局モラルというあいまいな概念で押し引きするしかないので、「当事者同士でうまく解決してくださいね」という程度です。

 ※ ※ ※

 人間というのは仲裁者がいないと、「私が正しい!あなたは悪い」「いや私こそ正しい!あんたが悪い」と、永久にケンカをし続けることになります。

 一度ケンカを始めると、そのケンカの勝ち負けが世界のすべてを左右してしまうように脳が錯覚してしまいますが、周りから見れば些細なことです。カッと頭が血にのぼりがちな人は、運転中も「あおり運転」を起こす潜在的危険があるので、特に注意しましょう。

 また今回の場合、投稿者の怒りのスイッチのきっかけは「確かに私に非があるかもしれない。でもその言い方は無いでしょう?」という思考回路です。

 この「でもその言い方は無いでしょ」という思考回路は、夫婦ゲンカに関わらず、ささいなトラブルを泥沼化させる一番の原因とも言われています。この感情をグッと抑えるだけで、くだらない消耗戦で疲弊することはグンと減るかもしれません。それは一事が万事、運転中のトラブルでも同じことなのです。

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6件のコメント

  1. こういう案件はいつも思うのですが、逆の立場に立って考えたらいいんじゃないですか!自分の子供が障害者だったらどう思いますかね!譲り合いの精神ですかね!

  2. こんな事で言い合いになるなんて世知辛い世の中になって残念です。
    便利と引き換えに生きづらくなっているような気がします。

  3. 1)君子危うきに近寄らず
    2)他の一般駐車場を探しましょう
    3)こんなオバサン、相手にしたらばかばかしい

  4. 最近この手の逆切れドライバー多いですね、特に女性。明らかに男性より多い。完全に自分が悪いのに頭を下げるどころか睨んで行く人。相手にしない事とそんな自己中の人間とあたってしまった自分を恨みましょう。

  5. 怒鳴った高齢者に言い返しなさい。ス-パ-などの駐車場にある身障者スペ-スに車止めてるは、ほとんどが頭に障害有る高齢者ですよ!って。。たまにガラの悪いお兄ちゃんが停めますけどね。

  6. 怒鳴られたら怒鳴り返す
    それが俺のやり方
    さりげなく生きるだけさ

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