スズキの最新「“本格”軽トラ」がスゴイ! 斬新「ドアなし」&軽量仕様でめちゃ楽しそう! もはやジムニー超えな「スーパーキャリイMT」とは
来る2025年1月10日から12日まで「東京オートサロン2025」が開催予定ですが、昨年に行われた「東京オートサロン2024」には、スズキから「スーパーキャリイ マウンテントレイル」が出品されていました。どのようなモデルなのでしょうか。
ギア感満載の斬新「軽トラ」
スズキが2024年1月に開催された「東京オートサロン2024」にて初公開した、新型「スーパーキャリイ マウンテントレイル」は、商用軽トラック「スーパーキャリイ」をベースに悪路走破性や山岳での使い勝手を高めた、まさに“SUV仕様”とも言える斬新なカスタムモデル。
仕事から遊びまで全力で行動する「アクティブな大人」をターゲットに、オフロードをタフに駆け抜けることができる強靭さとファッション性を追加したものだ。
このモデルは、軽トラックというカテゴリーでの新しい価値提案を目指し、アウトドアやレジャー活動の多様化に応えるために開発された特別なコンセプトモデルなのである。
単なる「仕事用」軽トラックという枠を超え、趣味やレジャーの場でも活躍できる多用途性を持つモデルとしてデザインされている。
スズキは過去にも「ジムニー」などのオフロード車を通じて、タフで走破性の高い車両の開発に力を注いできた。
このスーパーキャリイ マウンテントレイルもその延長線上に位置づけられ、オフロード走行性能の向上や安全装備の追加など、技術的な挑戦が多く行われたのだ。
約40mmのリフトアップが施され、専用のオフロードタイヤが装着されたことで、通常の軽トラックでは走行が難しい山道や悪路での走破性が飛躍的に向上している。
また、キャビンと荷台は強固なアウターロールゲージで囲まれたほか、車体下部にはアンダーガードを装着し強化することで、外部からの衝撃に備えた強靭な車体を実現するとともに、山岳地帯や岩場での安全性が高められている。
ドアをパイプフレームに変更することで、オープンな空間を実現し、乗降性や視認性も向上した。パイプフレームは車体の軽量化にも貢献し、オフロード走行時の機動性向上にも寄与したのである。
また、左右前後に揺さぶられるような荒れた路面でも安心してステアリング操作が可能となるよう、運転席と助手席の両側にフルバケットシートを採用し、ルーフ上には夜間や暗所でも前方を明るく照らす作業用ライトを備えたほか、コンテナボックスも装備された。
前後バンパーにはウインチや牽引フック、作業用LEDライト、ルーフボックスなどの装備も備えられ、アウトドアや作業での利便性が強化されることとなった。
過酷な地形での衝撃にも耐えうる頑丈なフレーム設計がなされており、アンダーガードやロールケージは車体の保護と乗員の安全確保を図るための重要な装備で、これにより車体の寿命も延び、長期的な使用にも対応した。
スーパーキャリイ マウンテントレイルの開発チームは、「仕事も遊びも本気で楽しむ」というコンセプトのもと、アウトドア好きや自然愛好者が本格的なアウトドア体験を楽しめる車を目指したという。
現在はコンセプトカーとしての位置づけで市販化の予定は発表されていないが、そのユニークなデザインと多機能性から、是非市販化を期待したいものだ。
アウトドアや趣味性を重視するユーザー層にとって、軽トラック市場に新風を巻き起こす一台として、今後のスズキのラインナップや開発方針に影響を与える可能性があるだろう。
東京オートサロン2024のスズキブースではスーパーキャリイ マウンテントレイルに加え、アウトドアで本格的な調理を楽しめる新型「スペーシア パパボクキッチン」や、スポーティなカスタムを施した新型「スイフト クールイエローレヴ」など、参考出品車を含む合計9台を出展している。
来る2025年1月に行われる「東京オートサロン2025」では、どのようなモデルが展開されるのか今から楽しみである。
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