トヨタ「新型ハイラックスサーフ!?」世界初公開! “カクカクデザイン”×斬新「パカッと外れるルーフ」採用! 新型「4ランナー TRD“サーフ”コンセプト」米で実車を披露
2024年11月5日、トヨタの北米法人は米国・ラスベガスで開催の「SEMAショー2024」に出展し、カスタムカー「4ランナーTRDサーフコンセプト」の実車を初公開しました。
オジサンも歓喜! トヨタ「ハイラックスサーフ」が復活!?
トヨタの北米法人は2024年11月5日(現地時間)、米国・ラスベガスで開催のカスタムカーイベント「SEMAショー2024」に出展し、カスタムカー「4Runner TRD Surf Concept(4ランナー TRD サーフコンセプト)」の実車を初公開しました。
ベース車の「4ランナー」は、かつて日本でも売られていた「ハイラックスサーフ」の米国名です。
1984年に登場した4ランナーは、これまで40年・6世代にわたって歴史を重ねています。
初代はピックアップトラック「ハイラックス」の荷台部にキャビン(FRPキャノピー)を載せた独特のスタイルで登場。日本のみならず米国市場でも人気を博し、のちのSUVブームの先駆けとなる1台として知られています。
前述の通り日本では4世代目までがハイラックスサーフとして売られていましたが、5代目への刷新と共に姿を消してしまいました。
いっぽう2009年に誕生した5代目は、ラダーフレームを採用した強固なボディを持ち、最大7名乗車が可能なユーティリティを備えた本格的なオフロード車です。
5代目はピックアップトラック「タコマ」と基本構造を共通としていますが、タコマが2023年5月にフルモデルチェンジしたことから、4ランナーも2024年4月に15年ぶりのフルモデルチェンジを遂げました。
6代目となる新型4ランナーは、2024年末より米国などで発売を開始する予定です。
新型4ランナーは、ラダーフレームによるボディオンフレーム構造という基本構成こそ変わりませんが、最新のTNGA-Fプラットフォームを採用したことで、剛性の向上とともに、乗り心地やオンロード性能も大幅に向上させています。
エンジンは、最高出力278馬力・最大トルク317lb.-ftを発揮する2.4リッター「i-FORCE ターボ」と、最高出力326馬力・最大トルク317lb.-ftの「i-FORCE MAX ハイブリッド」の2種類を用意します。
トランスミッションはともに8速ATで、それぞれ低速域から最大トルクを発生させる特性としています。
駆動方式は後輪駆動(FR)を基本に、グレードに応じてパートタイム4WDもしくはフルタイム4WDが選択できます。
また最新世代の先進運転支援機能「トヨタセーフティセンス3.0」も備わり、高い安全性を確保します。
そんな新型4ランナーをベースにしてカスタマイズされたのが、今回披露された“4ランナー TRD サーフコンセプト”(以下、TRDサーフ)です。
実車の披露に先駆け、トヨタの米国法人は公式YouTubeチャンネルで、その製作の様子を公開していました。
トヨタの米国法人は同車について「初代4ランナーの頑丈でオープンエアな精神と、新型4ランナー 2025年モデルの最先端のテクノロジーとデザインを融合し、一世代を形作った冒険的なライフスタイルへのユニークなトリビュートを生み出した」としています。
そんなTRDサーフ最大の特徴は、取り外し式のルーフにあります。
これは1980年代、南カリフォルニアで初代4ランナーがビーチに訪れるサーファーたちの定番となったスタイルをイメージしているといいます。
4ドアを2ドアに改造するなど、初代4ランナーのスタイルを細部まで継承することに注力しました。
足回りはリフトアップ化し、大径のオフロードタイヤと組み合わせるなど、4ランナーの力強いスタイリングをさらに高めています。
なお“サーフ”の名は、米国のサーファーに愛された初代のイメージに加え、日本のネーミングにも敬意を表したものだといいます。
トヨタの北米法人が手がけたTRDサーフは、あくまでもショー向けのカスタムカーですが、完成度も非常に高いことから、市販化の実現が大いに期待されます。
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