レクサス新型「“和製”スーパーカー」登場!? “V8エンジン”搭載&超美麗ボディの「LF“R”」か!? トヨタ版「GR“GT3”」も期待高まる「“新”モデル」どんなクルマになるのか

レクサスが新型「LF“R”」を開発しているのではないかと話題です。実際に登場するとしてどのようなクルマとなるのでしょうか。考察します。

レクサスの新型「和製スーパーカー」そろそろ登場か

 海外のウェブメディアにて、レクサスが開発しているという新型モデルがスクープされています。そのモデルは「LFR」なのだといいます。これは、どんなモデルなのでしょうか。

LFRはこれの市販版?
LFRはこれの市販版?

 まず、背景としてレクサスには「LFA」というスーパースポーツが存在しています。これは2010年に発売となった2人乗りのスポーツカーで、カーボンでできたボディに、最高出力412kW(560PS)の4.8リッターV型10気筒エンジンを搭載。

 全世界限定500台で、日本には165台が割り当てられています。新車時の価格は3750万円。希少な存在ということで、今では1億円もの価格で取り引きされるようになっています。

 今回スクープされたLFRと呼ばれる車両の写真を見ると、リアバンパー部の左右に大きな穴が開いていることがわかります。LFAも同様に、リアバンパーの左右に大きなラジエターが配置されており、それが大きな特徴になっていました。

 そういう意味でスクープされたLFRがLFAを継ぐ存在であると考えるのも理解できます。

 ただし、新型モデルの内容的には別のヒントも存在します。それが2022年の東京オートサロンにて発表された「GR GT3コンセプト」です。

 これは、カスタマーモータースポーツの最高峰であるGT3カテゴリーをターゲットにしたコンセプトカーです。

 長く、低いボンネットに、小さく丸みを帯びたキャビンというスタイルは、スクープされたLFRとそっくりです。ただし、「GR」とあるように、レクサスではなくトヨタ・ブランドというのがポイントでしょう。また、「GT3」ということでレース専用車種であるというのも特徴です。

 とはいえ、「『GRヤリス』同様にモータースポーツ用の車両を市販化する、という逆転の発想で、TGR(トヨタ・ガズー・レーシング)がモータースポーツの現場で得た知見、磨いてきた技術をGT3車両だけでなはなく量販車開発でも生かし~」とも説明されています。

 つまりは、GRヤリスが量産車として登場したように、GR GT3コンセプトも量産車として登場することが示唆されているのです。

 そうとなれば、レクサスLFAの後を継ぐモデルとなることでしょう。名称は「LFA2」なのか、それともLFRなのかは発表されてからのお楽しみとなります。

 ちなみに搭載されるエンジンはV型8気筒ツインターボとも、ハイブリッドであるとも様々な憶測が流れています。レース専用となればV8ツインターボの可能性が高くなるでしょうし、ストリート向けの量産車となればハイブリッドとなるのではないでしょうか。

 どちらにせよ、初代LFAは3750万円もしています。もしも次世代の「LFA」が登場すれば、3000万円代どころかもっと高額になってもおかしくはありません。また、どれほど新車価格が高かろうと、10年もすればもっと高い価格で取り引きされるようになることも確実。

 お金に余裕のある方は、ぜひとも発表と共に、レクサスなりトヨタのディーラーに駆け込んで、予約してみることをおすすめします。

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Writer: 鈴木ケンイチ

1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。

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