トヨタ新型「“スライドドア”バン」いつ登場? MTあり&背高デザインが超カッコイイ! 欧州「プロエースC」が国内導入される可能性は?
トヨタの商用バン「タウンエース」の次期モデルはどうなるのでしょうか。後継と噂される「プロエースシティ」日本導入の可能性について探ります。
現役続行? それとも刷新!? 気になる「タウンエース」の行く末
「タウンエース」は、ダイハツが製造する「グランマックス」をトヨタがOEM供給を受けて販売しているセミキャブオーバー型の小型商用車です。
SNSなどでは、欧州で展開される「プロエースシティ」が後継車との噂も聞かれますが、果たしてどうなるのでしょうか。
現行型のタウンエース(タウンエースバン)は、2008年2月にフルモデルチェンジを受けた4代目で、ダイハツのインドネシア工場で生産され、日本へ輸入されるグローバルモデルとなっています。
ボディサイズは全長4065mm×全幅1665mm×全高1930mmです。
歴史をさかのぼると、初代は1976年のデビュー。その後1982年に2代目へ、1996年に3代目へフルモデルチェンジされます。
初代から3代目は、商用車登録のバンとトラック、そして乗用車登録のワゴンがラインナップされ、3代目は乗用車登録のワゴンに姉妹車の「ライトエース」とともにサブネーム「ノア」が与えられています。
SNSなどでたびたびタウンエースフルモデルチェンジの噂が流れていますが、果たして真偽のほどはいかがなものでしょうか?
単にフルモデルチェンジのスパンから考えると、タウンエースはまだ先と言えます。
乗用車のフルモデルチェンジサイクルは5年から10年で、平均するとだいたい7年となります。対して商用車はモデルライフが長く、15年から20年以上となります。
例えばトヨタのライトバン「プロボックス」の発売は2002年7月で、モデルライフは丸22年となっています。キャブオーバーバンの「ハイエース」は、2004年8月発売で現在20年目となっています。
トヨタに限らず、商用車のモデルライフが20年以上となることは珍しくありません。
その理由は、乗用車に比べて高い耐久性が求められるため、新型車の開発に時間がかかるためです。
例えばテスト走行の距離だけでも、車種によっては数十万km以上となるケースがあります。
また商用車は、デザイン面の重要性が乗用車より低くなることや、乗用車のように月日の経過とともに商品力が落ちないという市場特性も、長いモデルライフとなる要因の1つです。
フルモデルチェンジスパンだけに着目すると、タウンエースは現在14歳。20年が一区切りと考えると、次のモデルチェンジは早くても5、6年先となります。
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