「250万円」から販売中! ホンダ新型「コンパクトミニバン」は月々いくらで乗れる? “最大7人乗り”の便利な「フリード」は“残価ローン”だとオトクなのか?

手頃な価格が人気を集めているホンダのミニバン「フリード」ですが、最近利用する人が多い残価設定ローンの場合、月々の支払額はいくらになるのでしょうか。

残価設定ローンなら、さらにリーズナブルに

 ホンダは2024年6月にコンパクトミニバン「フリード」の新型を発売しました。
 
 ファミリー層を中心に人気を集めている同車ですが、様々な支払い方法が用意されているなかでも、最近「残価設定ローン」を利用する人が増えています。
 
 その場合、月々の支払額はいくらになるのでしょうか。

ホンダのコンパクトミニバン「フリード」は月々いくらで乗れるのか?
ホンダのコンパクトミニバン「フリード」は月々いくらで乗れるのか?

 初代フリードは2008年5月にデビュー。

「フリーライフ・クリエイション」をコンセプトに、3列シートによってライフスタイルに合わせて自由自在に使いこなせるようになっているのが特徴でした。

 2016年9月登場の2代目では2列シートの「フリードプラス」、クロスオーバースタイルの「フリード クロスター」といったモデル展開が行われました。

 そして現行モデルとなるのが2024年6月発売の3代目です。

 パワートレインはガソリンとハイブリッドの2種ですが、後者は近年のホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を採用。

 それによる全長の拡大も、2代目と比較して+45mmに留まっており、従来のコンパクトボディを維持しています。

 また、先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」を全モデルに標準装備しているため、安全面も万全です。

 グレードはファミリー向けの「エアー」、2列目以降のリアクーラーなどの快適装備が追加されている「エアー EX」、クロスオーバースタイルの「クロスター」を用意。

 それぞれにガソリンとハイブリッドの両方が設定されています。

 エアーはさまざまなシーンに似合う水平基調のラインで構成されたシンプルな造形と、クリーンなサーフェイスによるモダンなデザインで、一方クロスターは力強く遊び心に溢れたデザインが特徴です。

 車両本体価格(消費税込、以下同)はエアーが250万8000円から308万8800円、エアーEXが269万7200円から327万8000円、クロスターが281万2700円から343万7500円となっています。

 そんな現行フリードを残価設定ローンで手に入れるとしたら、月々いくら払うことになるのでしょうか。

 残価設定ローンは、先に将来の下取り価格(残価)を設定しておき、契約期間の最終回を迎えるまでは車両価格から残価を除いた金額のみを分割で支払っていく方式です。

 最終回には、同じ販売店で新しいクルマへ乗り換える、返却する、または残価を払ってクルマを購入するという3つの選択肢があります。

 これにより、残価の分だけ月々の支払額が抑えられるため、最近では残価設定ローンを利用する人が増えているようです。

 車両本体価格の中で占める残価率は、リセールバリューの高さを表す指標でもあります。

 一般的な国産車は、3年契約で50%程度、5年契約で35%程度が平均的なレベルです。

 関東圏のとあるホンダの販売店では、フリードの残価率は3年で61%、5年で41%に設定されているようです。

 これは平均と比較して極めて高い設定で、リセールバリューがとても高いクルマと言えます。

 同店の担当者によると、デザインや装備面からエアーEXが人気グレードとなっており、乗り換えサイクルを考慮して需要はハイブリッドカーの方が中心のようです。

 その中でも最も標準的である2WDで6人乗りのタイプを例に、金利4.3%、頭金やボーナス追加支払いはなしという前提で前出の残価率を適用して計算してみましょう。

 このタイプの車両本体価格は304万7000円となります。

 月間1000kmコース、3年契約とした場合、本体価格の39%である約118万9000円に金利を加えての支払総額は約166万4000円です。

 それを36回払いするため、初回と最終回を除いた月々の支払額は約4万7000円となります。

 同様の条件で5年契約の場合、支払総額は車両本体価格の59%である約179万8000円に金利を加えて約236万7000円です。

 それを60回払いするため、初回と最終回を除いた月々の支払額は約4万円となります。

 一方、通常ローンで一般的な5年契約の場合は、車両本体価格に毎年の金利を加えて、それを60回払いするため、月々の支払額は約5万6000円となります。

 つまり、通常ローンの組み方にもよりますが、残価設定ローンであればそれよりも月々の支払額をかなり安く抑えることができるのです。

 実際の契約の際にはこの金額に加えて、オプション費用や各種税金・保険料、販売諸経費などが必要となります。

 さらに契約後を考慮して駐車場代や任意保険料、ガソリン代などの維持費を加えるとさらに月々数万円を払わなければいけないでしょう。

※ ※ ※

 前出の担当者によれば、フリード自体が現在人気のモデルであるため、納車は年が明けて2025年6月あるいは7月頃となるようです。

 比較的リーズナブルな価格で買えるモデルではありますが、残価設定ローンで可能な限り月々の支払額を抑えてみてもいいのではないでしょうか。

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