159万円で“9人”乗れる! ダイハツ「斬新バン」がスゴイ! 全長4mボディ&まさかの「対面シート」採用! “窓なし仕様”もある多種多様な「グランマックス」インドネシア仕様とは?
コンパクトミニバンでは通常、2列シートで4人または5人、3列シートで6人から7人乗りの設計が主流となっていますが、海外市場では独創的なシート配置を取り入れ、最大9人まで乗れるコンパクトなモデルも登場しています。一体どのようなものなのでしょうか。
最大9人乗り仕様もあるバンとは?
小型でありながら大人数を乗せられるコンパクトミニバンの需要が近年高まっています。
そんなトレンドのなかで、ダイハツは軽自動車を軸に多彩な車種を展開しているのですが、商用車や特装車を除くと、通常2列シートで4人または5人乗りが基本的な仕様です。
しかし、海外市場に目を向けると、独創的なシートレイアウトを採用したモデルが展開されており、最大9人まで乗車可能な車両も存在します。

そのモデルとは「グランマックス」です。
同車は、2007年にインドネシアで商用バンとして初めてお披露目されました。
その後、2008年には日本でもトヨタ「タウンエース」や「ライトエース」として市場に登場し、注目されました。
さらに2020年、ダイハツブランドとしてグランマックスの名で国内販売がスタートしましたが、2024年10月下旬に現行モデルの生産が終了することが公式ウェブサイトで発表されています。
車名のグランマックスは、「Grand(壮大)」と「Maximum(最大)」を組み合わせた造語で、広々とした車内空間を通じてユーザーに大きな価値を提供することを表現しています。
ボディサイズは全長4045mm×全幅1655mm×全高1900mmから1930mmと、コンパクトな外観ながらも十分な室内空間を実現しています。
インドネシア仕様では、用途に応じた3つのボディタイプが用意されています。
まず、窓のない「ブラインドバン」は荷物運搬に特化した商用向けの仕様です。
次に「ミニバス」は、商用から乗用まで柔軟に対応できるモデルで、特に最大9人乗りの仕様が特徴的です。
そして「ピックアップ」は、荷台を備えたタイプで、運搬作業に適しています。
特にミニバスの9人乗り仕様は、2列シートに加えて車内左右に配置された対面式シートが目を引きます。
このレイアウトは、地域の公共交通手段として活用されることが多く、混雑した都市部で特に役立っています。
乗客が向き合って座れる設計は、移動中のコミュニケーションを促進し、地域住民に親しまれているようです。
外観デザインにも特徴があります。
頑丈さを印象づけるフロントバンパーや14インチホイールを採用し、最低地上高は日本仕様より15mm高く設定されています。
これにより、水たまりや未舗装の道でも安心して走行でき、悪路での高い走破性能を発揮します。どんな環境でも頼りになる1台と言えるでしょう。
内装は実用性を重視した設計が特徴で、多数のカップホルダーや収納スペースが備わっています。
日常使いから商用利用まで幅広く対応できるよう、使い勝手の良さを追求した作りになっています。シンプルながらも機能的な内装は、長時間の使用でも快適さを保ちます。
パワートレインは、2種類のエンジンが用意されています。
1つは1.3リッター直列4気筒エンジン(K3-DE)で、最高出力88馬力、最大トルク115Nmを発揮します。
もう1つは1.5リッター直列4気筒エンジン(2NR-VE)で、最高出力97馬力、最大トルク134Nmを誇ります。
どちらも5速MTと組み合わされ、運転する楽しさを直接感じられる仕上がりです。
さらに、1.5リッターエンジン搭載車には電子パワーステアリング(EPS)が装備されており、狭い道や駐車場での取り回しがしやすい点も魅力です。
なお、価格は1億7590万インドネシアルピア(約159万円)から2億885万インドネシアルピア(約189万円)で常に手頃な価格帯で提供されています。
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