日本カー・オブ・ザ・イヤーをボルボ「XC60」が受賞

2017年12月11日、今年で38回目となる「2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー最終選考会」が東京国際交流館で開催され本年度の「イヤーカー」が決定しました。

今年のイヤーカーは、ボルボ「XC60」が受賞

 日本カー・オブ・ザ・イヤーは、日本国内で発表・発売された国内外の乗用車を対象に最優秀賞を決める賞です。選考方法は、ノミネートされた車種から選考委員が「10ベストカー」を選出し、その後各賞の最終投票を行います。

 2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤーカーは、ボルボXC60が受賞しました。輸入車のイヤーカー受賞は、2013年のフォルクスワーゲンGolfについで2度目の受賞となります。

イヤーカーに選出されたボルボ「XC60」と関係者が記念撮影を行った

 日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は各部門賞の受賞理由をそれぞれ述べています。

●日本カー・オブ・ザ・イヤー ボルボ・カー・ジャパン株式会社「ボルボ XC60」
 扱いやすい手頃なサイズのボディに現代のSUVに求められる快適性、機能性、運転の楽しさなどの要素を高い次元でバランスさせた。いかにも北欧デザインと感じさせる美しい内外装と、そのクオリティの高さは見事。さらにボルボらしい安全装備の充実ぶりも素晴らしい。また、プラグインハイブリッドを含む豊富なパワートレイーンを用意したことも高く評価した。

登壇した荒川実行委員長とボルボ・カー・ジャパン木村社長

 ボルボ・カー・ジャパン株式会社の代表取締役社長 木村隆之は「日本におけるボルボブランドの完全復活を宣言したいと思います」と受賞の喜びを語りました。

●部門賞
・イノベーション部門賞 トヨタ自動車株式会社「プリウスPHV」
 クルマの電動化という流れの中で、PHVのメリットを最大限に実現した。多くのメーカーによるPHVが1モーターであるのに対してプリウスPHVは2モーターを採用し、それを巧みに制御することであらゆる領域で低燃費を維持する。さらにソーラー充電の本格的な実用化などもイノベーティブであると判断した。

・エモーショナル部門賞 トヨタ自動車株式会社「レクサスLC」
 見る者に大きなインパクトを与えるダイナミックで美しく独創的なスタイリング。さらにマルチ ステージハイブリッド車、5L V8エンジン車ともにドライビングの楽しさに満ちあふれている点などから、レクサスブランドを牽引するにふさわしい、もっともエモーショナルなモデルであると高く評価した。

・スモールモビリティ部門賞 本田技研工業株式会社「ホンダ N-BOX/N-BOXカスタム」
 プラットフォームとパワートレーンを一新するなどで軽自動車規格の中で最大級のキャビンを確保、機能的で使い勝手のいいスペースを実現。また、走りは軽快で上質なハンドリングには安心感がある。さらに安全運転支援システムの“ホンダセンシング”を全グレードに標準装備した点も大いに評価した。

・実行委員会特別賞 トヨタ自動車株式会社 「ハイブリッド車の世界累計販売が1000万台突破」
 トヨタ自動車は1997年に世界初の量産ハイブリッド車であるプリウスを発売して以来、2017年1月までの約20年間に世界で累計1000万台のハイブリッド車を販売。これによる地球環境改善への貢献は大きく、さらに世界の自動車メーカーへ影響を与えて環境対応車の普及を促した。以上の点を高く評価した。

・佐藤 琢磨(レーシングドライバー) 「インディアナポリス500マイルレースで日本人初の優勝」
 2017年5月、世界三大レースのひとつに数えられる「インディアナポリス500マイルレース」にアンドレティオートスポーツからエントリー。ダラーラDW12ホンダを駆って、日本人初の優勝という快挙を成し遂げた。この偉業を高く評価して、日本の自動車史に大きく記録しておくべきであると判断した。

 尚、今年は日本カー・オブ・ザ・イヤーに輸入車が選出されたため、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーはありません。

【了】

この記事の画像をもっと見る(8枚)

【アンケート】ご職業に関する調査にご協力をお願いします

画像ギャラリー

【無料セミナー】「自動車DXサミット vol.3」 三菱ふそう KTC マツダ登壇 Amazonギフトカードプレゼント

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー