SUVブームとディーゼルエンジンの火付け役、マツダ CX-5ってどんなクルマ
低燃費とパワーを兼ね備えたディーゼルエンジンがさらに進化
パワートレインは2リッターと2.5リッターのガソリンエンジンと2.2リッターのディーゼルエンジンと全3種類を用意します。
特にマツダ自慢のディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」は、アクセル操作に対するクルマの動きをダイレクトにする「DE精密過給制御」のほか、「ナチュラル・サウンド・スムーザー」と「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を採用してディーゼルエンジン特有のガラガラ音を抑えるなど、走りの質感に磨きが掛けられました。
ちなみにJC08モード燃費の最良値は、ガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 2.0」が16.0km/L、「SKYACTIV-G 2.5」が14.8km/Lに対して、ディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 2.2」は18.0km/L。また、ディーゼルエンジンの最大トルクは420Nmとガソリンエンジンとは段違いの力強さを誇ります。
そのほかにも走行性能を高める新機能が搭載されています。なかでも注目は「G-ベクタリングコントロール」です。これはエンジンの駆動トルクを緻密にコントロールすることでドライバーのハンドル操作によって生じるクルマの挙動変化を滑らかにするというシステムであり、運転中の細かなステアリング修正を抑えて狙ったラインをピッタリとトレースできるため、いつもより運転が上手くなったかのような感覚に浸れます。
車種グレードは「20S」「25S」「XD」を基準に、カメラとミリ波レーダーで前方を監視して事故を回避もしくは軽減するスマート・ブレーキ・サポートや0～100km/hまで先行車を追従するマツダ・レーダー・クルーズ・コントロールが標準装備される「PROACTIVE」、さらにブラックもしくはピュアホワイトのレザーシートも備える「L Package」を用意。
価格はベースモデルの「20S」249万4800円から、最上級グレードの「XD L Package」の352万6200円となります。ちなみに、オシャレ系のSUVとしての競合車にはトヨタ「ハリアー」（294万9480円～495万3960円）やフォルクスワーゲン「ティグアン」（360万円～463万2000円）が挙げられます。
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