6速MT設定! 全長4m級の「小さな高級車」がスゴい! 匠の“手作りレトロボディ”に「豪華インテリア」も設定! 丸目2灯がめちゃカワイイ「Viewt story」どんなモデル?

2023年に登場した光岡「ビュートストーリー」とは、一体どのようなクルマなのでしょうか。

最新トヨタ車ベースで大進化! 走り仕様も“作れる”?

 光岡自動車(以下、ミツオカ)は、クラシカルなルックスを持ちながらも現代のメカニズムを持った個性的なモデルをリリースする会社として知られています。
 
 そんなミツオカを代表する車種のひとつであるビュートは、1993年に初代モデルが登場。日産「マーチ」(2代目)をベースとしながらも1960年代の英国車を思わせるスタイルを持ち、ベース車はハッチバックでありながら、独立トランクを持つ仕様も用意するなどこだわった作りが特徴のモデルでした。

光岡「ビュートストーリー」
光岡「ビュートストーリー」

 その後もマーチのモデルチェンジに合わせて、ベース車を新しくしながら2代目、3代目とキープコンセプトのモデルをリリースしてきたビュートでしたが、2023年には4代目として「ビュートストーリー」が登場します。

 この4代目でも基本的なルックスのイメージは過去モデルを踏襲していますが、今までベース車となっていたマーチが終売となったことで、新たにベース車がトヨタ「ヤリス」となり、車名もビュートストーリーに改められました。

 ベース車が変わっても、専用のエクステリアなどはミツオカの職人が1台1台丁寧に手作りしていることは変わりなく、フロント周りはシャープな印象のヤリスとは一転、丸型ヘッドライトで柔和なイメージとなっています。

 ビュートの特徴でもある丸型ヘッドライトやウインカーなどにはメッキのベゼルが備わり、縦型の大型グリルを合わせてクラシカルなスタイルに。

 とはいえ灯火類はLEDになったほか、大型メッキグリルには先進安全装備のレーダーが備わるなど、時代に即した進化をしている点も見逃せません。

 一方のリアスタイルは今までの独立したトランクではなく、ハッチバックタイプとなったことが大きな違いです。

 こちらもフロントに合わせて丸型のテールランプユニットやメッキバンパー風の加飾が備わり、一見するとヤリスがベースとは判断できないスタイルとなっています。

 ボディサイズは全長4090mm×全幅1695mm×全高1495-1510mmです。

 インテリアは基本的な形状はヤリスのものを踏襲しており、標準ではブラックのファブリックシートとなりますが、オプションとしてレザーシートの設定があり、8色のカラーから選択が可能。

 さらにシートカラーに合わせた専用加飾パネルセットも用意されているため、12色用意されるボディカラーと合わせ、自分らしい1台に仕上げることも可能となっているのはミツオカ車らしい点と言えるでしょう。

 なお、ビュートストーリーはベースとなったヤリスと同等のパワートレインの設定が用意されています。

 1.5リッターハイブリッド、1.5リッターガソリン、1リッターの3種類のエンジンのほか、1.5リッターモデルでは6速MTも選ぶことができるので、ヤリス用のチューニングパーツを組み込んで、バリバリに走れるビュートストーリーを作ることも夢ではありません。

 ビュートストーリーの新車価格(消費税込)は322万5200円から451万円。ヤリスが約150万円から269万円であることを考えると170万円以上も高額にはなりますが、ほかには無い個性的なコンパクトカーが欲しい人には素晴らしい選択肢のひとつになるでしょう。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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