スバル、新型「アセント」をロサンゼルス・オートショーで発表 北米の顧客ニーズにマッチさせたSUV

スバルは、北米市場のニーズに合わせ余裕を持って3列シートに座ることのできるミッドサイSUV新型アセントをロサンゼルス・オートショーで発表しました。

北米スバルのラインアップに大きな一手、3列シートのミッドサイズSUV登場

 今年1月から10月の累計世界生産台数が90万2649台と過去最高を更新したスバルは、特に北米で好評を博しています。しかし、ラインアップが豊富とは必ずしも言えないスバルは、その北米市場で長らく大きな問題に悩まされていました。

 それは、「子供が3人以上に増えたファミリーが乗れるクルマがない」というものです。以前はトライベッカ、現在もフォレスター(北米仕様)という3列シートを備えたモデルがありますが、サードシートはあくまでエマージェンシーです。北米ではここ最近、かつてのミニバンに代わって多人数乗車が可能なSUV/クロスオーバーが急激に伸びているという事もあり、スバルはこの市場にニューモデルの投入を決断しました。そして生まれたのが、今回ロサンゼルス・オートショーでワールドプレミアとなったミッドサイズSUVのアセントなのです。

スバル最大級のミッドサイズSUV 新型アセン

室内空間はトップレベルの広さと静粛性を実現

 11月28日、スバルはロサンゼルス市内で開催されたショー前夜祭で、新型アセントを発表しました。全長4998mm、全幅1930mm、全高1819mmという堂々としたボディを持つアセントは、スバル史上最大です。ホイールベースは2890mmにも達するアセントは、プラットフォームに新型インプレッサから用いられている「スバル・グローバル・プラットフォーム」を採用していますが、これは単純にホイールベースやトレッド(左右車輪の中間距離)を拡大したのではなく、設計コンセプトが共通した相似形のものとなっています。

販社の要望に応え3列シートの広い室内を実現させた新型アセント

 開発は、多く寄せられていた北米のリテーラー(販社)からの要望に応える事を中心に進められました。そのため、まず3列シートの室内パッケージングを決め、その上でエクステリアをデザインしています。デザイン部長の石井守氏は、「室内空間はミッドサイズSUVでトップレベルの広さを実現しています。そのうえでスバルらしいパフォーマンス感やSUV感を見せています。燃費や取り回し性を高めるために寸法を抑えた中で、SUVの力強さを表現するのは大変でした」と語っています。

 エクステリアは、歴代スバルで最大のエンブレムを備えた大きなヘキサゴングリルと、それを強調するために細身とされたヘッドライト、ブリスターフェンダーのように張り出した印象を与えるフロントフェンダーなどで、押し出し感を強調しています。またルーフはボディ後方までフラットに伸びて、キャビンスペースの余裕を感じさせるルックスです。

大柄な人でも座れる3列シート

 実際、室内空間は広々としています。2列目に3人掛けのベンチシートと2人掛けのキャプテンシーとが用意され、7人乗りと8人乗りが選べるアセントは、3列目も大柄な男でも問題無く座れるスペースを確保しています。3列目へのアクセスも良好です。

 本木目調のパネルやステッチをあしらったソフトパッドを用いた、インパネ周りの質感の高さも特徴です。運転席からの視界もスバルの社内基準をクリアしており、ボディサイズの割に運転しにくいと感じる事はなさそうです。乗り心地はとても良く、1列目と3列目で問題無く会話が出来るほど、静粛性もスバル最高レベルを実現しているそうなので、長距離ドライブをするファミリーにピッタリの1台と言えます。

新開発2.4リッター水平対向直噴ガソリン・ターボ搭載

 パワーユニットは、最高出力260hp/5600rpm、最大トルク277lb-ft/2000~4800rpmの、アセント専用の新開発2.4リッター水平対向直噴ガソリン・ターボを搭載し、トランスミッションは、パドルシフトによる8速マニュアル変速も可能なスポーツリニアトロニック(フル電子制御CVT)が組み合わされます。もちろんシンメトリカル4WDで、アクティブ・トルクベクタリングやヒル・ディセント・コントロール、そしてX-MODEが全車標準となっていて、優れた走行性能を実現しています。正式な燃費性能は未発表ですが、約2トンの車両重量にタンク容量73リッターで、航続距離は500マイル(約805km)に達するそうです。

 特筆に値するのは、5000ポンド(約2268kg)もの最大牽引能力を備えている点です。北米で販売されるV6エンジンを積むミッドサイズSUVの多くは、牽引能力5000ポンドがスタンダードなのですが、スバルはこれを4気筒エンジンで実現しました。

 先進装備の面では、アイサイトが全車標準で装備され、ヘッドアップ・ディスプレイのアイサイト・アシストモニターも用意されています。4グレードのうち最上級のツーリングとその下のリミテッドには、オートハイビームやステアリング連動ヘッドライトも備わり、ツーリングには、リアカメラの画像を映すスマート・リアビュー・ミラーも装備されます。

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