謎の「青い“クラゲ”」出た! メーターの「表示」何を意味する? 点灯した時の“心構え”とは

近年は「自動切換え」機能が普及しているが注意すべき点も

 ただ、走行中に度々対向車が現れる状況だと、切り替えが面倒であるほか、気づくのが遅れてしまえば対向車を眩惑させてしまうことにもなりかねません。

 これを解決してくれるシステムが、先ほども触れたオートハイビームなどとよばれる自動切替型前照灯です。

 対向車などの接近を感知し、自動でハイビームとロービームを切り替えてくれます。

運転中はヘッドライトが照らす向きを常に意識するようにしましょう[画像はイメージです]
運転中はヘッドライトが照らす向きを常に意識するようにしましょう[画像はイメージです]

 ただし、JAF(日本自動車連盟)が2019年に実施した「ユーザーテスト」の実験によると、オートハイビームは対向のクルマには反応したものの、歩行者や自転車に対しては自動でロービームに切り替わることがなかったといいます。

 対向するバイクに対しても、対向するクルマよりも反応が遅かったりしたほか、街灯やガードレールの反射板などがあると、切り替えが不安定になることもあったという結果でした。

 トヨタの取扱い説明書に記されるオートマチックハイビームの注意書きにも、「ハイ・ロービームの切り替え自動制御は状況により限界があります」とされているほか、「道路状況および天候状態等によっては、ご利用になれない場合があります」とあり、やはりドライバーが必要に応じて手動で切り替えることが必要です。

 切り替えているうちに「あれ、いまどっちだっけ」となったときには、“青クラゲ”の表示灯が点灯しているかどうかで確認しましょう。

 また市街地走行中に誤ってハイビームになっていないかチェックするときにも、この表示灯で確認をするようにしてください。

※ ※ ※

 警察庁によると、夜間にクルマが直進中、歩行者と接触し死亡事故となってしまったケースでは、ハイビームを活用していれば、衝突回避できた可能性が高いものが一定数あったといいます。

 ハイビームはロービームよりも2倍以上遠くから歩行者を確認できるといわれます。

 事故を未然に防ぐため、交通量の多い場所を除いては原則ハイビームで走行するようにしましょう。

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Writer: くるまのニュースライター 河馬 兎

お金と法律に関する複数の資格をもつWEBライター。好きな言葉は「お風呂」と「ハイボール」

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