「運転免許証とマイナンバーカード」ついに一体化! 所持しないと違反? 良い点・悪い点は? 2枚持ちの選択肢はあるのか
マイナ免許証の運用開始で、免許証の手数料も変わる?
またマイナ免許証の運用開始にともなって、免許証に関する手数料も見直されます。
たとえば、これまで新しく免許を取得する際の手数料は2050円でしたが、マイナ免許証だと1550円(-500円)、従来の免許証は2350円(+300円)、2枚持ちの場合は2450円(+400円)に改定されます。
そして、これまで2500円だった免許更新時の手数料に関しても、マイナ免許証が2100円(-400円)、従来の免許証が2850円(+350円)、2枚持ちが2950円(+450円)に変更され、いずれもマイナ免許証のみを持つケースが最も安くなります。
ちなみに、マイナ免許証への切り替えは免許更新時に限らずいつでも手続きができるものの、切り替えに際しては1500円の手数料がかかります。
またマイナ免許証の更新とマイナンバーカード自体の更新は別物であり、それぞれ更新手続きが必要となるため注意しましょう。

※ ※ ※
免許情報はマイナンバーカードのICチップに記録されるため、マイナ免許証に免許証の有効期限は表示されません。
その代わり警察庁では免許証の有効期限を自分で確認できたり、更新時期を知らせたりするマイナ免許証専用の読み取りアプリを開発中であり、今後詳細が明らかになるものとみられます。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。























