複数人でのドライブ「ガソリン代&高速代」誰が払う? 割り勘・ドライバー負担・同乗者が全額払う!? ベストな解決方法はある?
友人とドライブに出かけたとき、どうするべきか迷うのが、ガソリン代や高速代の支払いに関する問題です。「割り勘」「ドライバー負担」「同行者負担」など、支払い方法はいろいろありますが、どれがベストな方法なのでしょうか。
非常に悩ましいドライブでの「支払い問題」
友人や知人とドライブに出かけるとき、どうしたら良いのか悩ましいのが「ガソリン代や高速代は誰が負担すべき?」という問題です。
「きっちり割り勘」「とりあえずドライバー負担」「乗せてもらった人が負担すべき」など、さまざまな意見があるかと思いますが、実際のところ、どうするのが良いのでしょうか。
この問題は、「誰のクルマで出かけるか?」で事情が変わってくるところもありますが、まずは一緒に出かけるメンバーがほぼ同じ年齢同士の場合はある程度均等な「割り勘」で、クルマを出したドライバーは支払いゼロ。
年齢や立場が上の人が所有のクルマの場合でも年上が負担するか多く支払うケースが多く、年齢が下の人は支払ってもらうことが多いようです。
ただし、時代は令和となり、価値観やマナーも変化。昭和のような「目上が支払うのは当然」という感覚は、近年はかなり薄れてきているかもしれません。
ここで覚えておきたいことは、運転することは肉体的・精神的にも負担の多い動作であること。
さらにクルマを維持するために、所有者は税金や保険料、駐車場代などを払っており、そう考えるとクルマを出したドライバーの金銭的負担が大きいともいえます。
一方で同乗者の視点から見ると、ドライバー(または所有者)との人間関係と出かける目的が、支払いに大きく関係しているようです。
デートの場合は、ひと昔前までは「男性が支払うべき」といった考えが多かったようですが、最近は女性も社会進出し、割り勘が一般的になっている世代も存在。
また「乗せてもらう」という感覚の人は、多く支払わなければという心理的バイアスがかかる傾向もありそうです。
ドライブでの割り勘問題に関して、ネットでは「ドライバーの負担が大きいんだから、同乗者に多く払ってほしい」「誘ったほうが多く支払うべきでは?」「年長者はなぜいつも多く支払わなければいけない?」など意見も十人十色。
また、ドライバー側からすれば「運転してあげてる」となりますし、同乗者側は「好きでクルマ運転してるはず」と考えるケースもあり、さまざまなことを考慮すると、負担を単純に均等に割るのが難しいとえ、何が正解なのか正直判断できないところもあります。
過去にくるまのニュースで実施したアンケートでは、割り勘が52.2%、ドライバー負担が43.5%、同乗者の負担は4.3%という結果が出ました。
ただしドライバーが全額負担する場合「食事代や駐車場代は出してもらった」というような回答も多く見られました。
では、普段から複数人でドライブに行く人に、どのように解決しているのか聞いてみました。
大手釣具メーカーに勤務するMさん(40代男性)は、月に数回釣りのために釣り仲間と遠征します。
Mさんがクルマや釣具の手配を用意する代わりに、ガソリン代や高速代、飲食代などは同行した人たちが払うそうです。
「年齢も地位もバラバラなメンバーが集まるので、役割分担をはっきりさせることで細かいトラブルが起きないようにしています。
年齢に関係なく、お互いが相手の負担を考慮した割り勘を提案すれば、人間関係も円滑に進むのではないでしょうか」
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実に意外に難しいドライブの割り勘問題ですが、結論としては、必ずしも均等ではなく、相手の状況を踏まえた配慮ある、精神的な負担の少ない割り勘が良いのではないでしょうか。
そこで、スマホの「割り勘アプリ」を活用するのもひとつの手です。単純にかかった経費を人数で割るだけなく、同乗者が多めに払うなど、条件によって負担割合を変えられる割り勘アプリもあり、各々の負担をスムーズに解決できるかもしれません。
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