日本独自の「軽トラック」なぜ海外でも人気を集める? 古い中古車がアメリカに大量輸出!? 軽トラの魅力とは?

「なぜ軽トラを選んだ?」実際のユーザーに聞いてみた

 現在、軽トラが新車で販売されているのは、スズキ「キャリイ」とダイハツ「ハイゼット」のみ。ほかのメーカーもスズキかダイハツのいずれかをベースとしたOEMモデルを販売していますが、実質2車種のみとなっています。

 実際のユーザーは、どのような理由で軽トラを購入したのでしょうか。

 キャリイのキャビンを拡大したモデルである「スーパーキャリイ」を所有するTさんに話を聞いてみました。

スズキ「スーパーキャリイ」(写真は特別仕様車「Xリミテッド」)
スズキ「スーパーキャリイ」(写真は特別仕様車「Xリミテッド」)

「もともとは自分のお店の買い出し用に購入しました。もう1台SUVを所有していますが、食材の仕入れやアウトドアの汚れた荷物なども気軽に積むには、軽トラが適しています。

 当初はホンダ『アクティ』の中古を探したのですが、軽トラは中古車でも値段が下がらないので、それならば長く使うつもりでスーパーキャリイを新車で購入しました」

 販売は終了したものの、今でもアクティが人気となっており、その理由はエンジン搭載方式の違いによるものです。

 キャリイやハイゼットは、運転席下にエンジンが搭載されるキャブオーバーという方式なのですが、生産が終了したアクティやスバル製の「サンバー」などは運転席より後方にエンジンが搭載されていたため、長距離走行ではエンジンの振動などで快適性がかなり違うとされています。

「エンジンの振動が唯一の弱点とも言えます。荷台も決して広くはありませんが必要なものは積めますし、スーパーキャリイには運転席後ろにスペースが設けられリクライニング機能もついているので快適性もまずまずです。

 最近では普段使いでも軽トラに乗っています」

 そんなTさんが考える軽トラの魅力は、積載性の高さと軽自動車ならではの経済性の良さ、そしておもちゃ感覚でできるカスタムなのだとか。

「キャンプ用具やスキー板などもそのまま荷台に積め、汚れたら水で流すだけで済みます。エアコンはマニュアル式ですが、付いているだけで十分満足です。

 ボディが黒なので、ちょっとだけリフトアップしたりホイール交換するだけでもカスタム感を楽しめます。

 友人たちからも『アトラクション感覚で楽しい』と好評です」

※ ※ ※

 いまでもMTが設定されていたり、オーディオもラジオのみだったりと装備は必要最低限な軽トラですが、自分好みにカスタムすることができ、その潔さが魅力となっているようです。

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