“偽造ナンバー”なぜ「天ぷら」と呼ぶ? 実は“揚げ物料理”にヒントあり! 「見たことがある」「発見して通報したわ」の声も
昨今、社会問題になっている車両盗難や違法車両に取り付けられる偽造ナンバープレート、通称「天ぷらナンバー」について、ネット上では多くの反響が寄せられています。
怪しいクルマについている「天ぷらナンバー」に反響集まる!
「天ぷらナンバー」とは、盗難車両や違法車両に取り付けられた偽造ナンバープレートのことを指す俗称です。
これは重大な違法行為であり、道路運送車両法により厳しく罰せられます。
具体的には、ナンバープレートの偽装や変造、他の車両への流用が禁止されており、違反者は3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。
しかし、なぜ「天ぷら」という言葉がこのような偽装行為に使われるようになったのでしょうか。
天ぷらという言葉が偽造を意味するようになった背景には、明治時代にまで遡る歴史があります。
そもそも天ぷらとは、魚介類や野菜に衣をつけて油で揚げる料理であり、その特徴は中身を衣で包み込んで隠している点にあります。
この「中身を隠す」という特性が転じて、天ぷらは「本来の姿を隠す」や「見せかけ」という意味合いを持つようになりました。
明治時代には、めっき加工が施された製品を天ぷらと呼んでいたこともありましたし、戦後には大学に通っていないのに学生を装って講義に参加する人を「天ぷら学生」と表現するなど、偽造や偽装を指す言葉として広まっていきました。
このような背景から、偽造ナンバープレートを「天ぷらナンバー」と呼ぶのは自然な流れだったと言えるでしょう。
近年、車両盗難が社会問題化しており、特に駐車場やガレージからクルマが盗まれるケースが多発しています。
盗まれたクルマは一時的にコインパーキングなどに隠され、GPS追跡がされていないか確認されることが一般的です。
もしこの段階でクルマが発見されなければ、取り戻すのは非常に難しくなります。
また、盗まれたクルマに天ぷらナンバーが装着されるケースも増えており、一見しただけではオーナー自身も自分のクルマであることに気付かないこともあります。
ナンバープレートは車体番号と結びついて車両の所有者を特定するための重要な要素です。
通常は車検証でナンバーと車体番号が一致することを確認することで所有者を特定できますが、偽造ナンバーの場合、第三者が車検証や車体番号を確認することは難しく、気づかれにくいのが現状です。
そのため、車両盗難対策としては、ナンバープレートの交換にまで注意を払う必要があります。
そんな天ぷらナンバーについて、ネット上では、「昔、パーキングに前後でナンバーが違うクルマがいて通報したことがある」「名古屋ナンバーなのに封印が三重になっていたクルマを見たことがある」「トヨタ『セルシオ(3ナンバー)』に5ナンバーのプレートがついているクルマに出くわして怪しいと思った」など、天ぷらナンバーの車両を見たことがあるユーザーもかなり多いようです。
また「もっと刑罰を厳しくするべき」「盗難もそうだけど罰則が甘いよね」「全体的に罰金は安くてやり放題じゃないの」など、クルマに纏わる罰則の厳格化を求める声も。
そのほか「盗難ナンバー情報をスマホのカメラで読み取って照合できるアプリはないのかな」「Nシステムをもっと有効的に活用できないものかね」「ナンバープレートにICチップを入れて管理するのはどうだろう」など、天ぷらナンバーへの様々な対策案も寄せられていました。
ここもタイトル(衣)だけの天ぷらサイト。
しかも天ぷら屋の天ぷらじゃなくて、同記事大量生産のスーパーの惣菜系天ぷらサイト。