約550万円! トヨタ「新86」の“特別”モデルがスゴかった! 「戦艦」モチーフの“斬新デザイン”が超カッコイイ! ソッコー「完売」したお宝仕様とは
「艦隊これくしょん -艦これ-」をモチーフとした外装をまとう、特別なトヨタ「GR86」は発売します。一体どのようなモデルなのでしょうか。
一風変わった「GR86」はまさかの“戦艦”モチーフ
2024年6月12日、オリジナルコンテンツの企画開発を行うC2機関は、擬人化した戦艦をモチーフとした人気ゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」(以下、艦これ)とトヨタ「GR86」のコラボモデルとなる「金剛型86」シリーズの受注を行いました。
すでに受注は終了していますが、開始当初は人気が殺到。一躍注目モデルとなったのです。
金剛型86シリーズは、艦これの劇中に登場する「金剛型四姉妹」の4隻をイメージした「HARUNA(榛名)86」、「KONGO(金剛)86」、「HIEI(比叡)86」、「KIRISHIMA(霧島)86」のモデル名を冠しており、デザインもそれに準じたものとなっています。
この特別なGR86は、当初2回に分けて購入権の抽選が行われる予定でした。
しかし、第1次抽選時で予想を上回る申し込みがあり、第2次抽選が中止となったほど大きな反響があったのです。
金剛型86シリーズのベースモデルは、GR86のグレードのなかでは「RZ」がベースとなっており、排気量2.4リッターの水平対向4気筒自然吸気エンジンを搭載、内装はブラック×レッド仕様のモデルです。
なお、未使用の新古車(修復歴なし)をベースにカスタマイズが行われ、いずれも走行距離は50km以内(デモカーのみ130km以内)の個体が用いられています。
そのため、6速MTモデルの初年度登録が2022年5月、6速ATモデルが2022年3月となっており、初回車検は2025年5月30日(MT車)、2025年3月30日(AT車)です。
トランスミッションは6速MTおよび6速ATが用意されており、車両価格は537万6870円から577万170円(消費税込)です。
この価格の内訳として、8月23日に開催された艦これ公式納車パーティの参加費および記念品、そして同日の富士スピードウェイホテル宿泊費、8月24日のクリスタルルーム参加費、ロイヤリティ費、ボディコーティング費などが含まれています。
なお、実際に富士スピードウェイで行われた艦これ公式イベントで、元フィギュアスケーターの無良 崇人氏がステアリングを握った特別なHARUNA 86(無良提督 搭乗実車mode・MT設定のみ)も用意されました。
タイヤサイズは前後ともに215/40R18。標準色であるマットブラックのアルミホイールが標準装備ですが、オプション(39万3300円)で金剛型ゴールド塗装を施すことも可能です。
ボディカラーにはマグネタイトグレーメタリックが採用され、これをベースに艦これ限定仕様ラッピングが施されています。
今回のHARUNA 86、KONGO 86、HIEI 86、KIRISHIMA 86の4モデルのカラーリングは基本的に共通とされています。
しかし、外装ではトランクやフューエルリッド、内装では一部のデザインやカラーリングなどが、それぞれの“艦娘”によって異なるなど、この絶妙な違いが「提督」と呼ばれる同作品のファンにとってはたまらない仕様となっています。
また艦これを知らないクルマ好きであれば「クールなラッピングが施されたGR86」と映るはずですし、さらには外国人の方にもウケがよさそうなデザインです。
そして艦これ好き、いわゆる「提督」の皆さんであれば、惜しくも抽選に外れたとしても、金剛型86シリーズの実車が見られただけでシアワセな気分になれるはず。
現時点ですでにお宝確定の金剛型86シリーズ、まさにオーナーの方にとっては一生モノの愛車であり、他に代わりになるクルマが存在しない「アガリの1台」ではないでしょうか。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。
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