日産の新型「“ラージ”バン」初公開! もはや「次期エルグランド!?」な“堂々マスク”がカッコイイ! 広大「寝床スッポリ」搭載の新型「インタースター」ドイツで発表
日産のドイツ法人は、2024年8月30日から9月3日までドイツ・デュッセルドルフで行われたキャンピングカーイベントに、荷室に「車中泊」用の架装を加えた商用バンの新型「インタースター」を出展しました。
商用バンの荷台に「寝床」がスッポリ!?
日産のドイツ法人は、ドイツ・デュッセルドルフで2024年8月30日から9月3日まで開催されるキャンピングカーイベント「CARAVAN SALON DUSSELDORF 2024(キャラバンサロン デュッセルドルフ2024)」で、6月に発表された新型商用バン「インタースター」を出展しました。
会場では、新型インタースターの荷室空間に「リビング」などのモジュールを組み込んだ“車中泊”仕様をドイツ初公開しました。
日産が欧州市場へ独自展開するLCV(ライト・コマーシャル・ビークル:商用車)のなかで、もっとも大きな4トン車クラスを狙うモデルがインタースターです。
アライアンスを組むルノーが製造する「マスター」をベースに開発され、最新モデルは2024年2月に欧州で世界初公開されました。
新型インタースターは複数のボディタイプを用意し、もっとも小さな「L2H2」クラスで全長5680mm×全幅2466m×全高2503mm、ホイールベース3385mmです。
外観は、フロントに日産の最新フロントデザイン「デジタル Vモーション」を採用し、乗用ミニバンのような力強さと上質感をもたらしました。
SNSなどでは「もはや次期エルグランドのデザインでは!?」と反響を集めています。
内装は、ドライバーを囲むようにレイアウトされたインパネデザインとし、大型の液晶メーターやセンターディスプレイ、空調操作パネルが機能的に配され、実用性の高さと先進性を兼ね備えます。
また先進運転支援機能の前方緊急ブレーキ、眠気警告、タイヤ空気圧監視システムは全車に標準装備されます。
積載性能については、先代モデルに対しサイドドアを40mm拡大し、荷室スペースは100mm長くなりました。
2リッターディーゼルターボエンジンは、出力特性などが異なる3タイプを搭載し、6速MTもしくは9速ATと組み合わされます。
キャラバンサロン デュッセルドルフ2024のニッサンブースでは、荷室にPlugVan社製のモジュールを装備したモデルをドイツで初出展しました。
広大な荷室内にスッポリとおさまるように、車中泊やキャンプユーザー向けの「リビング モジュール」を搭載します。
モジュールのなかには、2人用ベッドのほか、鍋、食器、衣類を保管するための多数のコンパートメントと布製ポケットが備わっています。リビングルームはLED照明つきです。
キッチンブロックは、高さが調節可能な一体型シンク付き。淡水と雑排水用の2つのタンクは各43リットルで、いくつかの水接続口が取り付けられており、シンクで食器を洗ったり、キャビンの後方で屋外の汚れた靴を洗ったりと、さまざまな使い方が出来ます。
また独立したバスルームモジュール、クーラーボックス、大型の追加バッテリー、ソーラーモジュールなど、個別に設定可能な機能も多数あり、シートクッションの色や木製装飾も選択できます。
さらに昇降式ルーフのおかげで、車両は快適な立ち位置を実現し、ソファ ラウンジと大きなパノラマ ウィンドウが快適な居住環境を確保します。
モジュールの後部にある窓は上方に折りたたむことができ屋根を伸ばすことも可能で、雨が降ったときなどに実用的な機能です。
なおリビング モジュールは、ベース車自体に変更を加えず簡易的に出し入れできるので、荷物を積載するバンとして使用したい場合、すぐに変更できるのも大きな利点となります。
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ベースの新型インタースターの欧州における販売価格は、3万5800ユーロ(約619万円)から。発売は2024年秋以降です。
加えて、BEV(バッテリーEV:電気自動車)仕様の「インタースターe」も発売される予定です。
BEV仕様には、最高航続距離460km以上をマークする大容量87kWhバッテリー搭載モデルも設定されます。
インタースターほしい!(=NV400?)
プロパイロットは?