カーエアコンは「25度」が燃費にベスト! 高めの温度設定は逆効果!? 車内を最速で冷やす方法とは
「風がぬるい!」を解決するスイッチとは
一方の外気導入では、車内温度を外の温度と近づけられるので、冬に起こりやすいフロントガラスの曇りを取ることができますし、二酸化炭素の濃度が上がらないので、通常時は外気導入にしておくことが推奨されています。
しかし雨の日や霧など湿度の高い日に外気導入にすると、湿度も車内に入りジメジメすることがあり、そういうときは内気循環に切り替えましょう。
またカーエアコンを使いこなすためには、A/CスイッチやAUTOスイッチの切り替えることもポイントです
A/Cスイッチは「エアコンディショニングシステム」のスイッチで、オンにするとコンプレッサーが作動し冷たい風が出て、オフにするとコンプレッサーが停止して送風モードに切り替わります。
カーエアコンを作動させていてもA/Cスイッチがオフになっていると、ぬるい風しか出てきません。
もしも風がぬるくなったと感じたら、A/Cスイッチがオフになっている可能性が高く、オンにすれば冷風が出てくるでしょう。
さらに、AUTOスイッチは設定温度に合わせて風の温度や風量などを自動で調整してくれるもので、オンにしておけば快適な車内を保つことができます。
※ ※ ※
後部座席にカーエアコンが設定されていない場合に後ろまで冷やすには、インパネ中央の吹出口を後席に向けるのが効果的です。
運転席の右側や助手席の左側にも吹出口がありますが、後ろに冷風を流すために窓側に向けてしまうと、サイドウインドウガラスを伝って風が流れていきます。
そのときにガラスが日差しで熱くなっていると風温が高くなってしまい、結果的にそこまで涼しくならない可能性があるのです。
また、車内の温度が非常に高くなっている時は、窓を全開にして外気導入で数分走り、熱い空気がある程度逃げてから窓を閉めて内気循環に切り替えると、素早く車内温度を下げることができます。
走り出さずに停車したままカーエアコンを作動させて涼しくなるのを待つのは逆に燃費に悪く、車内が暑くても走り出して車内の空気を循環させましょう。
設定温度のおすすめは25度ですが、気温や天気などに応じて外気導入や内気循環、A/Cスイッチの切り替えなど、状況によって適切な操作を行うことが大切です。
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