マツダの斬新「”4人乗り”和製スーパーカー」!? 超流麗ボディ&ガルウイング採用! 豪華ソファシートもスゴイ「リューガ」とは
形を変え分散しつつも「RYUGA」は生きている
NAGAREデザインを採用したRYUGAのコンセプトが実車に落とし込まれたのは3代目「プレマシー」(2010年)ですが、その後続くモデルはなく、マツダのデザインコンセプトは「魂動(こどう)デザイン」へ移行しています。
しかしRYUGAが挑戦した仕組みは、魂動デザインのマツダ車にもしっかりと落とし込まれていました。

前後席へのアクセスが容易なガルウイングドアは、そのままではありませんが、「観音開きドア」として2019年登場のクロスオーバーSUV「MX-30」が受け継いでいるといえます。
全高の低いクーペのようなスタイリングもMX-30に生かされているといえますが、現在のSUVはクロスオーバースタイルをとるよりも、全高を抑えたクーペスタイルをとるモデルが増えてきています。
またRYUGAが搭載しているエンジンも、そのエッセンスが現在に生きています。
RYUGAはガソリン・メタノール・エタノールの混合燃料で走行可能な「MZRエンジン」を搭載していましたが、マツダは2024年現在、「スーパー耐久シリーズ」に廃食油をベースとしたディーゼル燃料、カーボンニュートラルのガソリン代替燃料を使用する市販車ベースのレーシングカーを走らせています。
カタチは変えつつも、RYUGAが示した未来の姿が2024年現在にも流れているといえます。
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「RX-8」の販売終了とともに失われた名機「13B型」以来、11年ぶりに復活した2ローター式のロータリーエンジンを搭載したアイコニックSPは、このまま実車化されないにしても、コンセプトが将来どう生かされていくか、長い目で見ていくのも楽しいかもしれません。
Writer: type-e
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