日産から新型「小さな高級車」登場! 8年ぶり全面刷新で「クラス超え上質内装」採用! 全長4.3m級“ちょうどイイボディ”の「新型キックス」 日本導入はいつなのか
日産が販売しているコンパクトSUV「キックス」。日本では小改良が実施されましたが、北米では一足先に新型が登場しました。日本ではまだ登場しないのでしょうか。
高級になった「新型キックス」 日本ではまだ出ない?
エンジンで発電し、モーターで走行するという電気自動車ライクな走りを、ガソリンを入れるだけで楽しめることで支持を獲得した日産のハイブリッド「e-POWER」。
そのe-POWERのみの設定となっているクロスオーバーSUVとして、「キックス」は安定した人気を誇っています。
キックスは日本では2020年6月に販売がスタート。2022年7月には第2世代のe-POWERへと進化し、4WDモデルが追加されたことで、より多くのユーザーに愛される存在となりました。
そんなキックスですが、2024年3月に北米地域にて一足先に新型が発表となりました。
先代から8年ぶりに全面刷新を迎えた新型キックスは、ストリートで映える高級スニーカーのような洗練されたデザインと優れた機能性、そして高い安心感をもたらす4WDシステムを備えたモデルとされています。
エクステリアのデザインは、コンパクトクロスオーバーSUVという基本こそ現行型と同様ですが、大胆かつ力強い印象を持つものへと一新。
すっきりとしたボディ上部と、ワイドに張り出されたスクエアな形状のフェンダーとの対比が、新型キックスのデザインを特徴づけています。
またフロントマスクには、現行型の日産車に続々と採用されている新世代デザイン「デジタルVモーション」グリルを備え、より近未来的な印象を与えているほか、ボディサイドには、高級スニーカーのソールからインスパイアされた立体的な形状のアクセントが与えられているのも特徴です。
ボディサイズは、全長4366mm×全幅1800mm×全高1625-1630mmです。
インテリアではメーターとナビにデュアルスクリーンを採用し、シートは全席に「ゼログラビティシート」を採用することでドライブにおける乗員の疲労を軽減。
またオプションとして、風切り音を低減する新世代の薄型デザインを採用した電動パノラミック・サンルーフが用意される点も注目です。
気になるパワートレインは、北米仕様では最高出力141PS・最大トルク190N・mを発生させる直列4気筒2リッターガソリンエンジンに最新のエクストロニックCVTを組み合わせ、全グレードに4WDを設定。
さらに全方位運転支援システム「セーフティシールド360」が全モデルに標準装備となるほか、最上級グレードには「プロパイロット」も搭載。
「ノートオーラ」にも採用の、ヘッドレストスピーカーを備えるBOSE製オーディオシステムも用意されます。
価格はエントリーグレードの前輪駆動モデルが2万1830ドル(約320万円)から、最上級グレードの4WDモデルが2万7680ドル(約405万円)となっており、旧型からスタート価格はそこまで上がっていないのも注目です。
一方、日本仕様についてはどうでしょうか。
現在のところ、正式なアナウンスはなされていませんが、新型の導入可能性は非常に高いとされています。
もし新型が日本へ導入される際も、現行型から継続してe-POWER専売モデルとして設定される可能性が高いと考えられ、若干遅れての登場になると見られています。
さらに、日本仕様のキックスは2024年5月に仕様向上がなされたばかり。もし新型が登場するならば、年末から年始あたりになのではないかと言われているようですが、果たしてどうなるのでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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