ド迫力なトヨタ“新”セダン「アバロン」登場! デカすぎ“グリル”採用!? クラウンとは違う高級モデル、中国販売の現状は?

え? アバロンが新しくなった? 何が変わった?

 2024年7月には2度目のマイナーチェンジを実施、シルバー塗装のメッシュグリルや新デザインのホイールを採用するなどしてエクステリアがアップデート。

 インテリアではステアリングを2022年以降のトヨタ製新型車で採用されているデザインへと変更し、またインストルメントパネルはフル液晶デジタルメーターに。

 スマートフォンといったデバイスとのコネクテッド機能も強化したことにより、後発のライバル車種に引けを取らない同等の装備を搭載する形です。

 中国におけるセダン需要は以前と比較するとSUVに奪われていますが、依然として他国よりも高い状況は変わりません。

 トヨタが2019年に中国で発売したアバロンは現在でも平均して毎月6500台前後を売り上げる人気車種で、ラインナップでは「カローラ」よりも上に位置します。

中国「アバロン」の内装
中国「アバロン」の内装

 アバロンよりも上はクラウンの「クロスオーバー」と「セダン」2モデルがその位置に君臨しますが、そのどちらもが中国では輸入車となるため、価格はかなり高め。

 アバロンは中国現地で生産しているために価格は安いですが、そのクオリティは十分に高級さを感じさせるものです。

 クラウンまでは求めないニッチなセダン需要を的確に拾い上げるために、今後も中国で展開され続けることでしょう。

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Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト

下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。

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