船橋~佐倉直結!? 大渋滞の「国道296号」に壮大な「第2ルート」の計画があった!「微妙に開通済み」のバイパス構想どこまで進行中?
八千代市を東西に貫通する「東西軸」計画がある!?
【八千代市内】
南東に進み、市境を越えてすぐのところに、軽自動車検査協会の事務所があります。そこだけ約1kmに渡って不自然に広い道路敷地がありますが、これが都市計画道路です。
計画線はそこからまっすぐ東へ進んでいき、国道16号の米本交差点へつながることになっています。しかし事業化は全くされていません。ただし、市の「道路整備プログラム」では、優先度に最高ランクの次の“Abランク”がつけられており、事業化していくべき路線として、この3.7kmが挙げられています。
国道16号から東側は暫定開通済みですが、佐倉市境で途切れます。ここはいま工事の真っ最中で、少しずつ橋脚などが姿を現しています。2022年度時点で、用地取得率は98%となっています。
【佐倉市内】
ユーカリが丘の西側に、広い道路が突然始まります。ここから先は開通済みで、ユーカリが丘駅前の国道296号に到達します。
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このように、壮大なスケールで計画されている「国道296号バイパス」的な都市計画道路。しかしその実態は極めて断片的で、道路ネットワークを形成するにはほど遠い状況です。
とはいえ、船橋・八千代の両市とも、整備の重要性を認識していて、事業化に向けて高い優先順位としていることが伺えます。
まずは事業化を果たし、そこから用地取得を進めていくこととなります。トンネルが必要なエリアは無いため、もし着工すれば完成までは比較的早いかもしれません。
開通する頃には人口減少に伴い、交通量激減の予想
米本ユーカリが丘間はあと数年でできそうだけど、船橋区間は絶望的、夏見小室線から米本までで30年、船橋駅まで全通でさらに50年かかる。