トヨタが「車内の熱中症リスク」を注意喚起! 「ネコが溶ける」で危険性を可視化!? 大学教授が呼びかける対処法とは
2024年8月7日に夏場の車内熱中症の危険性について訴求するプロジェクト「トヨタのとけネコ」が公開されました。
5分でも車内の熱中症リスクは高まる!車内熱中症対策について「トヨタのとけネコ」が表現!?
トヨタは、夏場の車内熱中症の危険性について訴求するプロジェクト「トヨタのとけネコ」を2024年8月7日に公開しました。
暑い車内おける危険とはどのようなものなのでしょうか。
今回トヨタは「車内での熱中症についての意識調査」を実施しました。
調査は2024年7月23日から2024年7月25日に(インターネット上でクルマを日常的に運転する20代から60代の男女1000人を対象に実施。
まず「車内での熱中症対策」の実施状況を聞いたところ「完璧に出来ている」と回答したのは1000人中17名(1.7%)に留まり、全体の98.3%が十分に対策を行えていないと感じている事が分かりました。
特に車体の温度を下げるのに効果的な車体への散水については、85.6%が「どちらかといえばできていない」「全くできていない」と回答する結果に。
また「車内でエアコンを切っても熱中症にならない時間が何分以内か」を訪ねたところ、39.8%がエアコン停止後に熱中症警戒レベルに到達する10分以上を選択。
実際に行った実証実験では、エアコンのスイッチをオフにしたわずか5分後に、熱中症発症リスクの高まる指数を表すWBGT(湿球黒球温度)が警戒レベルに達する結果が得られました。
このことにより、半数近いユーザーがリスクが高まる時間について知らなかったことが判明しています。
そのため、大切な方を熱中症から守る為に、少しの時間だからといって車内に取り残さないように意識する事が大切です。
またこうした車内温度や熱中症に対して、名古屋工業大学の平田晃正教授は次のように話しています。
「お子さんやペットの場合、大人と体型が異なるため体温が上昇しやすく、同じ環境下でも、幼児の体温上昇は、大人の1.5倍程度になるとも言われています。
特に、車内では、暑さ指数がエンジン停止から5分で“警戒”レベルとなり、10分程度で熱中症になる可能性もあります。
また湿度も低いことから、汗をかいてもすぐに蒸発してしまい、気が付かないうちにかなりの汗をかき、脱水になりやすい状況です。
例えば長距離ドライブでは、トイレ休憩が取りづらいなどの理由で、水分補給を制限される方もいらっしゃいますが、30分程度に一度は水分補給をする事が重要です。
また車内の暑さは、太陽の光によるものも大きいです。駐車時のサンシェード、特にお子さんに対する日除けなどカーアクセサリを併用することも有効です」
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今回、こうした夏の車内温度や熱中症リスクを可視化して訴求すべくトヨタはコンセプトムービー「トヨタのとけネコ」を8月7日より公式Xで公開しました。
これはネコ型フィギュアが車内温度上昇するたびに溶けていく、車内温度上昇を可視化するもので、8月8日から8月18日まで、公式Xではお出かけ時のシチュエーションに合わせて溶ける様子を描いた「#今日のとけネコ」を投稿するとしています。
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