全長約4m! 新型「コンパクトSUV」世界初公開! カクカクな「旧車デザイン」が超カッコイイ! 「オシャ」な内装もイイ「グランデ“パンダ”」欧州で発表
2024年6月13日、フィアットの新型コンパクトSUV「Grande Panda(グランデパンダ)」が欧州で発表されました。大人気だった初代「パンダ」の面影を残した新しいデザインに注目です。
大人気だった初代「パンダ」の現代版解釈!?
ステランティスは2024年6月13日、傘下ブランドのフィアットからコンパクトSUV「Grande Panda(グランデパンダ)」を欧州で発表しました。
1980年に登場した初代フィアット「パンダ」は、ジウジアーロの傑作の1モデルとなったコンパクト・ハッチバックです。
その全長は3380mm、全幅1460mmと、ボディサイズだけなら現在の軽自動車の規格に収まる小さなクルマでした。
スクエアかつシンプルなデザインで人気を博した初代パンダは、フィアットのアイコニックなモデルの1つとなりました。
パンダの現行モデルは、2011年にフルモデルチェンジを受けた3代目で、ボディサイズは全長3685mm×全幅1670mmと初代よりも大きくなったとはいえ、2010年代のクルマにしてはかなり小さい部類に入ります。
今回発表された新型グランデパンダの「Grande」とは、イタリア語で「大きな・立派な」という意味を持つ言葉で、人気コーヒーショップのLサイズに相当する言葉と同じ意味です。
そんな意味を持つ新型グランデパンダですが、その全長は4mを切る3990mmで、コンパクトカーに分類されるBセグメントの平均的な全長4006mmよりも小さいボディサイズとなっています。
初代の3380mm、現行3代目の3685mmに比べると「グランデ」な「パンダ」となります。
新型グランデパンダは、イタリア・トリノでデザインされ、フィアット創立125周年を祝う1モデルとして発表され、同社が「伝統的な工場で、ブランドの工業生産の象徴となる」と形容するトリノのリンゴットビルに展示されました。
デザインは、コンパクトながらボリュームがあって迫力を感じるフロントフェイスながら、初代パンダの面影を感じるスクエアなフォルムとなっています。
フロントは、オパールキューブで構成されたドット柄のグリルと一体化した個性的なヘッドライトユニットと、グリルと連続性を持たせたロアフロントバンパーが印象的です。
ボディサイドおよびリアのデザインも初代パンダの面影をしっかりと残しつつ、現代版の“大きく・立派になったパンダ”を表現しています。
サイドのドアパネル下部に「PANDA」の文字が薄く立体に浮き彫りにされているのは、初代パンダの四輪駆動モデル「パンダ4×4」のオマージュだといいます。
インテリアもエクステリア同様、初代パンダのデザインの現代版解釈と捉えて間違いないであろう、シンプル&クリーンにまとめています。
なおパワートレインは、BEV(バッテリーEV)もしくはハイブリッドの各電動モデルのみとなる模様です。
グランデパンダは、欧州・中東・アフリカの各市場から導入されることが明らかになっていますが、日本市場への導入は未定のようです。
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初代パンダは日本でも人気を集め、中古車市場ではヤングタイマーの人気モデルの1つとして高値で取引されているほどですので、新型グランデパンダも、国内発売に期待したいものです。
未来感を先取りしたデザインが少しダサいかもしれない。
現実味がない。
ハイブリッドとEVはガソリンを使わないと思うのでいらないかな。
そこまで尖った印象はないが、トヨタの通い箱を彷彿させた。
通い箱を実車化したら車種こそ違えどこんな感じになるのかな、と思った。
日本にも近いコンセプトカーは出てるし日本車じゃなくて欧州車だからフィアットがこのデザインを他車種にも展開していけば、欧州車の幾つかはこの流れを汲んでくるだろう。パンダ限定だとしても日本で言えばFJクルーザーの様に独自の路線で欧州で買い手が付き続けるかもしれないし。
確かに拒否反応が出る程近未来感が強いけど、正直日本向けの開発はしてないと思うので、欧州でどれだけウケるか。それによって通い箱なども実車化するかどうか検討に入れる、ある意味エポックメイキングなモデルになりうるかもしれない。