日産の新型「プレミアムSUV」公開! 全長4.4m級ボディに「甲冑グリル」装備! 斬新顔の「キャシュカイ」墺で発表

日産の新型「プレミアムSUV」公開! 全長4.4m級ボディに「甲冑グリル」装備! 斬新顔の「キャシュカイ」墺で発表

限定モデル含む9グレードが展開

 日産のオーストリア法人は2024年7月30日、「キャシュカイ」のマイナーチェンジモデルを発表しました。
 
 大幅改良が実施され、デザインなどを一新。さらに限定特別モデルも展開されています。

マイナーチェンジした日産「キャシュカイ」
マイナーチェンジした日産「キャシュカイ」

 日産のコンパクトクロスオーバーSUV「キャシュカイ」は、初代モデルが2006年に登場。欧州を中心に世界100か国以上で展開されています。

 発売からロングセラーとなっており、2024年時点で、累計販売台数は400万台以上にのぼります。日本でも初代モデルが「デュアリス」として販売されていたことがあります。

 現行モデルは3代目で、2021年に登場しました。さらに2022年には「e-POWER」システムを採用したハイブリッドモデルが登場しています。

 そんな3代目キャシュカイですが、2024年4月にマイナーチェンジが発表されました。今回、いよいよオーストリアでも展開がスタートします。

 ボディサイズは全長4425mm×全幅1835mm×1625mm、ホイールベース2665mm。日本展開の類似車種と比較すると、「エクストレイル」よりもややコンパクトといったサイズ感です。

 パワートレインは、e-POWERモデルとマイルドハイブリッドモデルがあります。

 e-POWERモデルは、1.5リッター3気筒ターボエンジンに190馬力のモーターの組み合わせで、マイルドハイブリッドモデルは1.3リッター4気筒エンジンに140~158馬力のモーターを組み合わせて「6速AT・2WD」「エクストロニックCVT・2WD/4WD」の3パターンが展開されます。

 デザイン面でも大胆な変更が発表されています。グリルはブーメラン状のサイドに、日本の甲冑構造をモチーフにした「うろこ状」のメタルデザインが採用されています。

 ヘッドライトはこの三角形グリルの頂辺と一体化したデザインになっていて、スタイリッシュな印象です。

 内装は「プレミアム感」を強化し、日本・イタリア合弁の自動車内装ブランド「アルカンターラ」をダッシュボードやドアインサートなど各所に配置。安全面でも、先進運転支援機能やインフォテイメントシステムをアップデートし、欧州向け日産車で初めてGoogleビルドインが搭載されています。

 グレードは「アセンタ」「Nコネクタ」「Nデザイン」「テクナ」と、それぞれのプレミアム仕様の8グレードを展開。

 さらに、限定特別モデル「ファースト エディション」も展開されます。インテリジェント キー、12.3 インチ タッチスクリーンを備えたインフォテインメントシステム、リバースカメラ、アダプティブクルーズコントロールや各種運転支援システムなどが標準装備。さらに限定オプションでフロントシートやステアリング、フロントガラスにヒーターが設定されるほか、ワイアレススマホ充電器も搭載されます。

 販売価格は、最安モデルの「アセンタ プレミアム」が3万990ユーロ(約502万円)、最高級モデル「テクナ+」が4万9090ユーロ(約795万円)となっています。

 日産オーストリア法人のカントリーマネージャーであるマイケル・クジュス氏は、「研ぎ澄まされたデザイン、Googleが組み込まれた新しい NissanConnectシステム、新しいアラウンドビューモニター、あらゆるニーズに対応するエンジンの幅広い選択肢、そして新しく魅力的な価格設定により、すべてのお客様に最適なソリューションを提供します」としています。

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