夏はクルマの「ガラス」が割れやすい!? “飛び石”だけじゃない「フロントガラス」が割れる“原因”とは? とくに「洗車好き」は要注意!
暑い夏には、クルマのガラスが「割れる」ことがあると言います。一体なぜこのようなことが発生するのでしょうか。
夏に「フロントガラス」が割れる原因とは?
暑い夏は、クルマのガラスが「割れる」ことがあると言います。
一体なぜこのようなことが発生し、また、その際には修理にどれほどの費用がかかるのでしょうか。
一般的に、フロントガラスにヒビが入る原因として挙がりやすいのが「飛び石」です。
これは他のクルマのタイヤに弾かれた石のことで、勢いよくフロントガラスにぶつかればヒビや亀裂が入ることもあります。
しかし、先述した“夏に起きるガラスの割れ”は、これとは異なり「温度差」が原因。
日光によって高温に熱された状態のフロントガラスに冷たい水が掛かると、その温度変化に耐えられずにガラスが割れてしまうことがあるのです。
とくに夏場の洗車で起こりやすい事例ですが、同様に極端に気温が変わる冬場も注意が必要。
凍りついたフロントガラスの霜を溶かそうとして熱湯を掛けると、温度差でガラスが割れてしまうことがあります。
そして割れが「小さなヒビ」だったとしても、そのままクルマを走らせると振動や風圧によって急速にヒビが拡大し、視界を遮ることもあるので非常に危険です。
最近のクルマのフロントガラスは、簡単には割れない「合わせガラス構造」となっているものの、旧車や未加工のクルマの場合は、フロントガラスが突然粉々に割れてしまうことも。
このようにしてヒビが入った状態のフロントガラスは、車両保安基準を満たしていないとみなされ、車検に通らないどころか、交通違反として摘発される可能性もあります。
もしもフロントガラスにヒビが入った場合、ディーラーや修理工場、または一部のカー用品店に依頼して早急に修理を行いましょう。
その際の修理費用は、ヒビの大きさによって異なりますが、だいたい1万円から3万円ほどが相場。
ただし、補修が可能なサイズは一般的に“500円玉サイズ以下”とされており、これ以上の大きさだったりヒビが深い場合には、フロントガラス自体の交換が必要になります。
また、ヒビの位置がフロントガラスのフレーム(フチ)から20cm以内の場所というケースでも、ガラスの交換が必要になる可能性があります。
これは、フレームに近い部分はガラスを支える際の負担が大きく、ヒビが入ってしまうと非常に危険なため。
もしフロントガラス交換となれば、ヒビの修復よりもさらに高額な修理費用がかかり、10万円以上必要なことも珍しくありません。
最初は修復で済むはずだった小さなヒビでも、放置したことで割れ目が広がり、ガラス交換が必要になると大きな痛手となるでしょう。
そのため、ヒビが小さいうちに対処した方が、安全性からも経済的な面においてもオススメです。
ちなみに、市販の「ガラスリペアキット」を利用すればDIYで修復できるものの、素人作業だと上手に施工できない可能性があります。
やはり後悔しないようプロに修理を依頼するのが安全でしょう。
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このように、夏は熱の影響でフロントガラスへの負担が大きく、飛び石だけでなく冷水によってもヒビが入ることがあります。
そしてヒビが入った場合には修理が必要となり、時間も費用もかかるため、ガラスを冷やそうとしたり洗車などで急に冷水を掛ける行為は避けた方が無難です。
勘違いがあるようだ。「合わせガラス」は”割れにくい"わけではなく、”割れても飛散しにくい”のが特徴だ。以前のガラス(旧車と称しているようだが)は「強化ガラス」で、これは割れにくいが、一部でも破損するると、そのガラス全てが粉々になる性質がある。ごっちゃにして説明しているようだが、もうちょっとちゃんと取材してほしい。