姫路~加古川に第2のバイパス「播磨臨海地域道路」事業化もうすぐ!? “地獄渋滞”国道2号の救世主いよいよ「最終段階」
兵庫県の明石・姫路エリアで、臨海部の新たな東西軸となる高規格道路「播磨臨海地域道路」の計画が進んでいます。開通すればどう便利になるのでしょうか。
工業地帯を貫く「新東西軸」
兵庫県の明石・姫路エリアで、臨海部の新たな東西軸となる高規格道路「播磨臨海地域道路」の計画が進んでいます。
開通すればどう便利になるのでしょうか。また話はどこまで進んでいるのでしょうか。
明石・姫路エリアをつらぬく高規格道路は、第二神明道路の延長線である国道2号の「加古川バイパス」「姫路バイパス」が一手に担っていますが、各所で激しい混雑が課題になっています。
さらに、これら国道2号バイパスはそこそこ内陸部にあり、播磨臨海工業地帯から3km以上離れています。結局は海に近い国道250号「明姫幹線」を通行することになりますが、こちらもやはり交通集中で混雑が激しい路線のひとつです。
これらの課題を解決するのが「播磨臨海地域道路」です。
具体的には第二神明道路の「明石西JCT(仮)」でいったん北西へ分岐し、稲美町内に入ります。それから進路を南へ変え、「加古川JCT(仮)」で国道2号加古川バイパスと交差し、臨海部を西進していきます。
高砂、飾磨を経て、広畑ICで終点となります。途中の「姫路南JCT(仮)」で北へ分岐し、姫路JCTで播但道へ直通できるサブルートにもなっています。全線4車線で、総延長は約32kmです。
気になる進捗ですが、2022年11月に概略ルートが決定。それを元に、都市計画決定と環境アセスメントの手続きも進められているところです。それらが完了すればいよいよ「事業化」を待つ段階となります。
その環境アセスメントも、「方法書」「準備書」「評価書」の3段階のうち、2021年夏に「準備書」が取りまとめられたところです。最終段階の「評価書」はまだ縦覧に至っていません。
都市計画決定のほうは、2023年に素案が公開され、秋に地元説明が行われました。今夏は本体ではなく「ICアクセス道路」の部分について、各自治体あてに説明会が開かれていく予定になっています。素案から本番の都市計画案が作成されると、あらためて縦覧を経て、「決定」へと進んでいきます。
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