トヨタ「ルーミー」のライバル! スズキ「小型ハイトワゴン」がスゴイ! 全長約3.8mの背高ボディ&スライドドア採用「ソリオ」の“優位性”とは
スズキは主に軽や小型車を得意とするメーカーですが、そんななかでも特に根強い支持を集めているのが小型ハイトワゴン「ソリオ」です。そんなソリオの内装や荷室の使い勝手について紹介します。
幅広い世代から支持を集める「激戦」の小型ハイトワゴン!
スズキ「ソリオ」は、ライバルのトヨタ「ルーミー」/ダイハツ「トール」と常に激戦を繰り広げている小型ハイトワゴンの人気モデルです。
実用性の高さで支持を集めているというソリオの内装や荷室の使い勝手について検証します。
3列シートはいらないけど5人乗れて、両側スライドドアが付いているけどコンパクトで運転しやすい。
いわば「2列シートミニバン」ともいえる小型ハイトワゴンのパッケージは、ファミリーだけでなく、アウトドアレジャーなど多趣味なシングル世代からも人気が高まっています。
2020年11月に現行モデルが登場したソリオは、全長が3790mmで全幅が1645mmと、5ナンバーサイズを使い切らないコンパクトなボディサイズで運転しやすさを重視。
かつ全高1745mmを生かし、天井が高く広々とした室内空間を備え、荷物もたくさん積めると評判です。
今回はそんなソリオの試乗記ならぬ“使用記”をお届けしたいと思います。
まず運転席に座ってみると、あらためて広大な空間で、腕をいっぱいに伸ばすことも可能。
インパネは横方向に広がるデザインで、紙パック飲料も入る四角いカップホルダーは、よく見ると底に丸型の凹みがあるので、細い缶やマイボトルなどもグラグラしにくいよう配慮が行き届いています。
ハンドルの奥はインパネアッパーボックスで、蓋を開けるとUSBがあり、充電しながらスマホが置ける設計。ここにディーラーオプションとなるETC車載器も搭載できるので、見た目がすっきりしつつ盗難防止効果が期待できます。
ハンドルの下には運転席アンダートレーがあり、タオルや折り畳み傘などを常備しておくのも便利。
助手席側にはまずインパネトレーがあり、ボックスティッシュを置いたりお財布や小さなポーチなども置ける広さ。その下のグローブボックスも大容量で、ここにもボックスティッシュが入ります。
そしてスズキ車ではお馴染みなのが、助手席の座面が持ち上がり、取り外しができる持ち手付きの収納が現れる助手席シートアンダーボックス。
ここに履き替え用の靴を入れたり、遊び道具や掃除道具など細々したものを入れておくことができます。
さらに、センターコンソールパネルの下には、取り外しができるインパネアンダーボックスもあり、ビニール袋を忍ばせてゴミ箱として使ったり、ガムやお菓子などを入れておくと使いやすそうです。
ほかに、ドアポケットはペットボトルとノートなど薄いものが入り、グレードによって運転席の座面の側面にも名刺入れなどが入るシートサイドポケットが。
フックは助手席の足元に1つありますが、耐荷重2kgでも細いストラップやビニールなどの持ち手じゃないと引っ掛けられない太さなのが残念。レザーバッグなどのしっかりした持ち手には向いてなさそうです。
最近のスズキ車は細かな点に配慮されグレードアップ、しかし残念な点も。 折角のエクステリアも塗装の品質がよくありません。ボンネットやドアの鉄板の折り返し部の塗装が甘い。ぶつけたように剥げたり。
マメにワックスをかけ保護する必要があると思います。
スズキのソリオ系はライバル車と比べても、性能や装備面、コストパフォーマンスで優位な気がします。しかし、他の方も言われているように塗装の品質に関しては同感で、小石が当たってもすぐに錆びが出てきたりもします。また、なにより現行の外装色は好みもあるかもしれませんが、地味色で車体のデザインの良さを表しきれてないように思います。メタリック一辺倒ではなくソリッドの真っ赤なんか復活して欲しいですね。
車高3メーター50。嘘を書いたらダメですよ