街にあふれる「アルファード」 なぜ「先代」も“高い”? すでに“型落ち”でも「現行型」に迫る「高リセール」維持する理由とは

国内「不人気モデル」が好調か

 さらに興味深いことが、HEV(ハイブリッド車)が人気の国内市場と違い、海外ではV型6気筒3.5リッター ガソリンエンジン車が一番人気ということです。

 これは、HEVの扱いに慣れている整備士がまだまだ少ないという点もありますが、世界的に見ればまだまだガソリン車の需要が高いことがわかります。

 3代目の3.5リッター車は、元々販売台数が少なく国内での需要はあまり多くありません。

 燃費や税制が低人気の理由ですが、それらがそこまでシビアではない海外の国では3.5リッター車はもっともパワフルなので人気が高くなります。

 もうすでに海外輸出業者によって3.5リッター車はかなりの数が買われているようで、最近では3.5リッター車の相場も上がってきています。

アルファード「エグゼクティブラウンジ」(先代モデル)
アルファード「エグゼクティブラウンジ」(先代モデル)

 これからもし3代目を購入しようと考えているなら、間違いなく3.5リッター車が一番オススメです。

 海外需要が高いことに加え、最新の4代目ではすでに選択できないパワートレインとなっているからです。流通台数が減る一方のこれからは、さらに価値が上がると予想できます。国内で乗るには確かに維持費が高くつきますが、その分リセールも期待できると考えていいでしょう。

 グレードでは、最上級のエグゼクティブラウンジが圧倒的に需要が高くなっています。

 ただし、中古車相場も桁違いに高騰していますので、これから購入するとかえって高くついてしまうかもしれません。購入できればこの上ないのですが、実はその一つ下のグレードである「GF」や「SC」も狙い目です。

 こちらにはエグゼクティブパワーシートという、大型アームレストやオットマンの備わった豪華なセカンドシートが装備されています。このシートは一見するとエグゼクティブラウンジと見間違うほどの立派さ。セカンドシートの豪華さならば、こちらも人気のグレードです。

 流通台数は少ないですが、エグゼクティブラウンジよりは相場は低いので出会えればラッキーなグレードといえるでしょう。

 逆にこれから購入するにはあまりオススメできないのが、2.5リッターのガソリン車。

 新車当時は一番人気のパワートレインでしたが、それは単純に販売価格が安価だったからで、中古車市場ではあまり需要がありません。

 加えて流通台数が他グレードに比べ圧倒的に多いため、安く購入できる反面リセールは期待できません。これから購入するのであれば、3.5リッター車かHEVを選択したほうがリセールは期待できるでしょう。

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