運転中の「日焼け」がスゴイ! 「紫外線」を防げるクルマとは? 有効な「日差し&暑さ対策」なにがある?

猛暑日が続き、クルマを運転する時の日焼けが気になる季節ですが、車内の紫外線対策にはどのようなものがあるのでしょうか。

 2024年7月7日に静岡県では今年初の40度超えを観測、同月22日には今年最多の猛暑日地点を記録するなど、今夏も厳しい暑さが予想されます。
 
 同時にクルマを運転する時の日焼けが気になる人が増えています。
 
 日焼け対策には紫外線(UV)を避けることが重要ですが、車内の紫外線対策にはどのようなものがあるのでしょうか。

運転中の気になる日差し! 日焼けしないクルマとは?
運転中の気になる日差し! 日焼けしないクルマとは?

 実は、最近販売されているほとんどのモデルにはUVカットガラスを採用しており、紫外線を約99%カットできるガラスを使用しているとのこと。

 このため、車内で日焼けすることは少ないとされています。

 トヨタを例に挙げると、コンパクトハッチバックの「ヤリス」では、フロントガラスにはUV/IRカット機能付き、フロントドアガラスにはスーパーUVカット/IRカット<遮熱>機能付きのものを採用。

 さらに上級モデルでは、より高性能なUVカット機能が搭載されているそうです。

 またホンダのミニバン「ステップワゴン」も、紫外線と暑さ対策が施されており、フロントガラスにはIRカット<遮熱>/UVカット機能、フロントドアガラスにはIRカット<遮熱>/スーパーUVカット機能、リアドアガラスやテールゲートガラスには高熱線吸収/UVカット機能付きプライバシーガラスを使用するなど、ミニバンならではの多人数の利用を考慮した対策がされています。

 そんな様々な車種で対策されている紫外線カットですが、効果について過去にJAFが検証を行っています。

 検証では、マツダ「ロードスター」(2016年式/オープン状態)、UVカット機能のないクリアガラス装着車のダイハツ「エッセ(2006年式)」、約90%以上紫外線をカットするというUVガラス装着車の日産「キューブ(2017年式)」、紫外線を約99%以上カットするスーパーUVカットガラス装着車のトヨタ「アルファード(2018年式)」のフロントガラスとフロントドアガラスをUV計測器で測定しました。

 結果、フロントガラスはロードスター以外は数値(単位:μW/cm2「マイクロワット・バー・平方センチメートル」)が1桁以下と低い数値を記録。

 一方で、その他のフロントドアガラスなどでは、エッセは1044μW/cm2、キューブは275μW/cm2だったのに対し、アルファードは0.8μW/cm2と、UVカット機能の有無はもちろん、UVカットガラスの2種類の間でも大きく差が開きました。

 また、UVラベルを使用した各車の運転席の右側の紫外線の強さを見る検証では、ロードスターで3分30秒、エッセで16分30秒経過した段階で変色した一方で、キューブは30分後に少し変色し、アルファードは30分経過しても変色が見られなかったという結果となりました。

 結果として、アルファードは、他の車両に比べて著しく低いUV強度を示しました。

 そのほか車内でのUV対策としては、サンシェードや着色フィルムも有効ですが、取り付け方によっては違法となることがあります。

 例えば、フロントガラスにサンシェードを取り付けると視界が妨げられるため、道路交通法に違反する可能性があります。

 そのほか透明度に関する規定に違反すると、不正改造と見なされ車検に通らないこともあります。

 最近では、多くの車がUVカット機能を標準装備しており、これにより日焼け対策が大幅に向上しています。

 それでも、さらに日焼けや暑さ対策をしたい場合は、サンシェードや着色フィルムを使用する際にルールを確認し、併用して日焼け止めクリームなどを活用するのもいいでしょう。

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