日産の新型「ラージSUV」がスゴイ! 全長“5m超”ボディ&「3列6人/7人乗り」! “斬新グリル”の迫力がヤバイ「パスファインダー」とは?
2023年6月に日本でも展示され、2024年3月に中国で発売された日産「パスファインダー」ですが、一体どのようなクルマなのでしょうか。
日産「パスファインダー」とは?
日産は2024年3月に新型SUV「パスファインダー」を中国で発売しました。
日本でも2023年6月に神奈川県横浜市の日産グローバル本社ギャラリーで展示され、来場者から多くの注目を集めていました。
国内導入も期待するユーザーも多い同車ですが、一体どのようなクルマなのでしょうか。
パスファインダーは1985年に初登場し、日本では2代目まで「テラノ」として販売され、3代目からは海外専売車種となりました。
現行モデルは2021年に登場した5代目で、主に北米や中東市場で大きく支持されています。
一方中国ではパスファインダーはこれまで販売されておらず、中国向けラインナップの中で最も大きいSUVは「テラ」でした。
しかし、2023年4月の上海モーターショーで中国専売車種として新型パスファインダーを発表。
北米や中東で販売されているモデルと同じプラットフォームを使用しつつ、中国のデザインセンターで中国人デザイナーが現地の購買層を想定してデザインしたとのことです。
中国仕様の新型パスファインダーは全長5130mm×全幅1981mm×全高1767mm、ホイールベース2900mmと、テラよりも一回り大きいボディサイズを有します。
エクステリアは、日産の新たなアイコンであるデジタルVモーショングリルを採用するほか、水平に伸びるサイドのボディライン、ツートンカラーのボディカラーが特徴的。
シンプルかつフォーマルなデザインにまとめられています。
インテリアには、開放感のある広々とした空間に3列シートを配しており、6人乗りと7人乗りが選択可能。
ダッシュボードには、12インチのフルデジタルインストルメントパネルと、12.3インチのセンターディスプレイが採用されています。
パワートレインは、2リッター直列4気筒ターボエンジンに9速ATを搭載。
このエンジンは圧縮比を8から14の間で可変させ、燃費重視か出力重視かを切り替えることができます。
また、駆動方式は電子制御式四輪駆動システム「4×4-i」と前輪駆動の2種類が用意されます。
グレードは駆動方式や、6人/7人乗り、装備の違いによって5つ設定されており、価格は23万9800元(約516万7500円)から27万9800元(約602万9400円)です。
なお現時点で日本への導入は未定となっていますが、昨今のSUVブームに伴い各社SUVラインナップを拡充していることや、中国の消費者からデザインや乗り味に対して高評価を得ていることから、いつかは日本の公道を駆ける日が来ることを期待したいところです。
日産車のフロントデザイン。1937年のセミキャブ型トラックのフロントモチ-フだね