「真夏の熱い車内」急速で冷やす“カンタンな方法”が存在! 実は「サンシェード」じゃ涼しくならない!? 正しい使い方とは
夏の炎天下で駐車すると、クルマの室内の温度が上がってしまいます。そんな熱くなった車内温度を効率的に下げるには、どうすればいいのでしょうか。
意外にもアナログな方法が効果絶大だった!
強い日差しが照りつける夏場は、屋外に駐車したクルマの車内温度が高温になります。
「暑い」を通り越して、「熱い」といえる状況ですが、熱くなった車内を効率的に冷やす方法はあるのでしょうか。
まず、炎天下に駐車した車内温度はどのくらい上がっているのかを知っておきたいところです。
過去にJAFは、外気温が35度の炎天下に、昼の12時~16時まで駐車した場合の車内温度の上昇を計測するというテストを実施しています。
これによると、窓を閉め切った黒いボディのクルマはわずか30分で45℃を超え、最終的には57℃まで上昇。白いボディのクルマでも52℃を計測しました。
さらに、直射日光が当たるダッシュボードの温度は黒ボディが79℃、白ボディが74℃を記録。これは触れると火傷するほどの熱さだといえます。
このように熱くなった車内温度をいかに効率的に下げるかが、夏のドライブの課題となるでしょう。
では、何の対策もせずに車内が熱くなってしまった場合、どうすれば素早く車内を冷やせるのでしょうか。
販売車両を屋外に展示している自動車販売店のスタッフに話を聞いてみました。
「窓を数センチ開けるだけでも車内温度は10℃近く変わってくると言われていますが、防犯上の問題もあり、基本的には展示車両は施錠し窓も閉め切っています。
そこで、我々がよく行っているのが、後部座席または助手席の窓を開け、運転席のドアをパタパタと開閉させる方法です。
2か所の窓・ドアを開けることで空気の通り道を作り、開いた窓から熱い空気を逃すというアナログな手法ですが、確実に効果は得られます」
その後は全部の窓を全開にしてエアコンを始動させることで車内の熱い空気を早く排出することができるといいます。
「すぐに走り出すのであれば、窓を全開にしてエアコンを稼働させると良いです。
このときエアコンは『外気導入』モードにするのがポイントです。車内がある程度冷えてきたら窓を閉めて『内気循環』に切り替えれば短時間で車内を冷やすことができます」(自動車販売店スタッフ)
走り出すことで、ラジエータを含めクルマ全体を風で冷やすことにより、エアコンがより効きやすくなるのだそうです。
では、車内温度の上昇を防ぐ方法として事前にできる施策として何があるのでしょうか。
やはり、日陰を選んで駐車することが、もっとも手早く効果的に車内温度の上昇を抑制できる方法です。
しかし駐車環境は人それぞれだと思いますので、屋外に駐車せざるを得ないときは市販されているサンシェードを使うと良いでしょう。
サンシェードは、車内温度上昇を抑制するほか、ダッシュボードなどを直射日光の紫外線から守る役目も果たします。
とはいえ、サンシェードは万能ではなく、使用しても車内温度は50℃前後になります。ただ、火傷の心配が少なくなるだけでも有効だといえるのではないでしょうか。
サンシェードを使うときに注意したいのが、フロントウィンドウに装着されたドライブレコーダーです。
サンシェードは日光を反射させる白や銀などが用いられており、ドライブレコーダーまでサンシェードを覆わないと、逆に熱を集めてしまうことになりかねません。
誤動作や故障の原因になることから、ドライブレコーダーが日光にさらされないよう、正しくサンシェードを設置しましょう。
また、サンシェードがなく、直射日光が当たる場所で駐車する場合、ダッシュボードやドライブレコーダーなどにタオルを1枚かけておくだけでもだいぶ温度上層が抑制できるそうです。
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温度上昇を防ぐのにもうひとつ有効な対策として、窓に断熱フィルムを貼るという方法もあります。
最近の純正ウィンドウもUVカット効果を持たせていますが、屋外に駐車する機会が多い人や車内温度の上昇を抑えたい人は断熱フィルムの装着も検討してみると良いかもしれません。
結局、車内冷やす方法って、空気の入れ替え?
それをあっという間レベルで、出来るなら、まだしも。
当該ライターは免許が無いか、運転経験が無いらしい。車両のエアコンは「走行しないとあまり冷えない」のを知らないらしい。ちょっと運転経験が有ればわかると思うのだが…。