日産「新型スポーツコンパクト」初公開! 俊敏さは“ポルシェ”級!? 新型「ノートオーラ“NISMO”」の進化点とは
スポーティさとともに実用性もアップ
内外装は、NISMOらしいレッドを差し色にしたスポーティなデザインで、ドライバーのやる気をかき立ててくれます。
基本的にはマイナーチェンジ前のローアンドワイドでスポーティなオーラNISMOのイメージをそのまま継承しますが、新型オーラNISMOに先駆けマイナーチェンジした新型ノートオーラ同様に、フロントグリルのデザインを刷新したほか、リアバンパーの形状を変更するなどの小改良を図っています。
また4WD専用のアルミホイールは、ENKEIの「MAT工法」により軽量化と高剛性を両立したものです。4WDにしたことで、ボディの重量は2WDより重くなっていますが、2WDホイールと比較して12%軽量化が実現し、ボディの重量をカバーしています。
新型オーラNISMOのボディカラーは、ツートーンカラーが5色、モノトーンカラー2色の全7色展開です。
なかでも筆者は、サーキットのアスファルト路面と青空の間を繋ぐ色をイメージしたという「NISMO Stealth gray/Bladk Solid」というカラーリングが、おしゃれな色合いで魅力を覚えました。
ルーフトップのブラックや赤のアクセントカラーとのコントラストが効果的で、各パーツが際立つ魅力的なボディカラーといえます。
インテリアは上質な素材にこだわり抜いて作られており、新たにBOSEサウンドシステムがオプションとして追加されました。
NISMOスタンダードシートには、ヘッドレストにスピーカーユニットが組み込まれ、より高音質なサウンドを楽しむことができるようになりました。また、座り心地は乗員を包み込むようなゆったりとしたシート形状で、くつろぎやすいシートに感じました。
さらに、NISMOスタンダードシートには運転席のパワーシートスイッチ、RECARO製シートには運転席・助手席のパワーリクライニングスイッチが新たに登場しました。
RECARO製シートは剛性が高くガッチリしたホールド感が魅力な反面、これまではダイヤルでぐるぐる回すリクライニング調整がやや面倒でした。
ユーザーからもパワースイッチへの要望が多かったため、今回の改良でそれが実現したのだそうです。
乗り心地は、サイドのサポートがしっかりしており、肩甲骨を面で支え、ドライバーの運転姿勢を安定して支えてくれている感覚を味わうことができました。
この座り心地を実現するため、テストドライバーの入念なチューニングで高いホールド性と体圧分散を高次元でバランシングさせたそうです。
新型オーラNISMOの価格(消費税込み)は、307万2300円から347万3800円です。
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あたらしいオーラNISMOは、日常のドライブに華やかさを与え、本格的なサーキット走行にも対応する、多彩な魅力を持つ個性的なコンパクトカーでした。
コンパクトカーとしては高価な価格帯ですが、特に今回新たに追加された4WDモデルのスポーティな走りはなかなか楽しく、一度は試乗してみることをオススメします。
Writer: 黒木 美珠
幼少期から車に親しみ、SuperGTや祖母のS2000でのドライブを楽しむ。洗車YouTubeチャンネルを立ち上げ、車中泊90日連泊の日本一周旅やメーカー試乗会での新車紹介動画を制作。車の能力だけでなく、作り手の想いも伝えるジャーナリストを目指す。
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