【試乗】グッドイヤーの新世代オフロードタイヤ「ラングラー デュラトラック RT」登場! 実用域から非日常域まで体験

オフロードでの印象がピカイチ!

 さて、次はダートコースです。

 実は筆者(くるまのニュース編集部員)はこのタイヤを2023年に、グッドイヤー誕生125周年を記念したマレーシアでのグローバルイベントでローンチ前のクローズド試走をしていたのですが、その時のオフロードでの印象がとにかくピカイチでした。

グッドイヤー「ラングラー デュラトラック RT」
グッドイヤー「ラングラー デュラトラック RT」

 東南アジア特有のぬかるんだ赤土の特設オフロードコースは、なかなか日本では体験できないワイルドなコース設計で、アマゾンやアフリカの密林地帯をリアルに再現したようなシチュエーションが広がります。乗り慣れている人でも慎重にコースを確認しながら進むほどです。

 車体の下半分がつかるほどの池や、ハードな岩山、そして高速周回路のようなバンクくらいあるであろう土の傾斜路など、とにかく全てがダイナミック。車両ごと転げ落ちるのも覚悟の上という、必死な状況での試走体験でしたが、それを難なくクリアするのが、このラングラー デュラトラック RTのグリップ力です。

グリップ力とトラクション性能が高く瞬時に的確な運転操作の判断ができる

 今回試走したダートコースは、茨城県にあるザ・ヒロサワ・シティに併設された下館オフロードコース。ちょうど梅雨の時期ということもあり、至る所に水たまりが発生している状況です。

オフロードではグリップ力とトラクション性能の高さを感じるグッドイヤー「ラングラー デュラトラック RT」
オフロードではグリップ力とトラクション性能の高さを感じるグッドイヤー「ラングラー デュラトラック RT」

 早速トヨタ「ランドクルーザープラド(150系)」を進めると、やはりマレーシアの時と同じ印象です。とにかくグリップ力とトラクション性能がすこぶる良いということ。モーグルのような箇所でも、タイヤが空転することなく、難なく脱出できます。トランスファースイッチは、ノーマルのH4F(センターデフフリー)です。

 また、タイヤそのものが硬い特性があるために、地形の状況を感じとりやすいということもこのタイヤの利点と言えると思います。ハンドルを切るか否か、アクセルを踏めるか否かなどの的確な判断が瞬時にしやすいという点は非常に頼れる存在だと感じます。

 アメリカをはじめ、グローバルでもその高い評価からロングセラーとなっているグッドイヤーのラングラーブランド。新世代のプレミアム4×4オフロードタイヤとして、オフロードとオンロードどちらも走る人におすすめのタイヤとグッドイヤーは位置付けています。

【画像】オン・オフともに幅広い性能を持ったグッドイヤー「ラングラー デュラトラック RT」を見る(20枚)

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