狭い道での「すれ違い」どちらが優先? 「もうちょい寄せて!」 お互い不安状態に… 接触はどちらが悪い? 寄せるコツは?

もし、すれ違い際に「接触」 どちらが悪くなる?

 なお、もし狭い道で対向車とすれ違う際に接触事故を起こした場合、基本的な事故の過失割合は50:50といわれています。

 しかし片方のクルマが停止していた、路肩に寄っていたなどの事情があれば、それらの行動をとっていたほうの過失割合が0になる、もしくは低くなります。

 運転中は周りの環境をよく見て、自分の通行する側に障害物があれば停止する、広い場所があれば待機する。

寄せたら…溝に落ちました
寄せたら…溝に落ちました

 または、道を譲ってもらった場合には会釈やハンドサインでお礼をするなど、お互いに気持ちの良い運転を心がけましょう。

※ ※ ※

 狭い道におけるすれ違いの苦手意識を克服するためには、車両感覚をつかむ練習が効果的です。

 JAFのウェブサイトでは駐車場の白線上に左側のタイヤを乗せ、運転席から白線の見え方を確認して助手席側(左側)の車両感覚をつかむ方法を紹介しています。

 駐車場や広い敷地などで試してみると良いかもしれません。

【画像】「えっ…!」こんな狭いのにクルマ通れる? これがヤバすぎ道路です(17枚)

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Writer: 元警察官はる

2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

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