トヨタ新型「4人乗りアルファード」公開へ! 斬新「後ろ向きシート」×専用“2トーン”がスゴい! めちゃ画期的な「スギ内装」を名古屋で披露

トヨタ車体は「アルファード FIELD 4 コンセプト」を「人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA」で展示します。

4人乗りで「スギ内装」採用! 「エンジン停止時」に作動するクーラーも装備

 トヨタ車体は2024年7月17日から3日間開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA」でコンセプトカー「アルファード FIELD 4 コンセプト」を展示します。
 
 5月開催の横浜展示会で初公開されたモデルですが、どのような特徴があるのでしょうか。

4人乗りの「アルファード FIELD 4 コンセプト」
4人乗りの「アルファード FIELD 4 コンセプト」

 アルファード FIELD 4 コンセプトは、トヨタ車体が独自開発したスギ間伐材由来の樹脂素材「TABWD(タブウッド)」を内外装に用いたコンセプトカーです。

 スギは成長過程で大気中の二酸化炭素を吸収することから、これを使うことで循環型社会の実現を目指せるほか、プラスチックの使用量削減や近年におけるスギ材の利用減少を解決し、森の育成促進などにつながると言います。

 TABWDはすでにトヨタのさまざまな車種で、ライトのステーなどに用いられており、耐熱性や軽さなどの実用性能が評価されていますが、新たに素材自体の温かみのある風合いを活かした内装材への使用を検討しているとしています。

 アルファード FIELD 4 コンセプトでは、外装部品のドアミラーカバーにTABWDを使用したほか、内装では前席後部のアシストグリップ、2列目シートの格納式テーブルなどに用い、木材らしいモダンで暖かい雰囲気に仕立てられました。

 そして、アルファードの通常モデルでは3列目が備わる部分に、テールゲートを開けた状態で腰をかけることができる後ろ向きシートを装着。

 シートバックにTABWD素材が使用されており、TABWD製カップなどの小物類と合わせ、優しいTABWD製品とともに自然を楽しむライフスタイルが表現されています。

 なお、アルファード FIELD 4 コンセプトではこのTABWD以外にも、マットホワイト×グロスブラックの2トーンカラーに塗装されたほか、シルバーのフロントグリルの装着、クオーター部にはTABWDのロゴをあしらうなど、専用のカスタムが施されました。

 さらにインテリアカラーも、通常モデルには設定のないブラック×ホワイトのカラーで、TABWD素材にマッチしたモダンなイメージに仕上げています。

 また、トヨタ車体によるクーラーの新機構「Parkooler(パークーラー)」も装着。

 パークーラーはエンジンをオフにした状態でもカークーラーが利用できるシステムで、トヨタとの共同開発で登場しました。

 外部給電やポータブル電源で使用でき、後付けも可能であることから車中泊や移動作業車などでも利用できるとしています。

※ ※ ※

 人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYAは7月17日から19日まで、常滑市の「Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)」で開催されます。

 なお、オンラインでも開催され、7月10日から31日まで、公式サイトから入場することが可能です。

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Writer: くるまのニュース編集部

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