圏央道「横浜湘南トンネル」上り線がいよいよ貫通へ!? 湾岸線直結まで「最後の未開通部」工事進行中「まずは対面通行で暫定開通して」の声も!?
国土交通省 横浜国道事務所は2024年7月9日、横浜市内で進められている圏央道の未開通区間「横浜湘南道路」工区(藤沢~栄)について、上り線のシールドトンネル部分が貫通間近と発表しています。
藤沢~横浜栄つなぐ5.6kmの地下トンネル
国土交通省 横浜国道事務所は2024年7月9日、横浜市内で進められている圏央道の未開通区間「横浜湘南道路」工区(藤沢~栄)について、進捗を発表。
そのなかで、藤沢と栄をつなぐ5.6kmのトンネル区間のうち、いよいよ「横浜方面トンネル」が”貫通”を迎えるとしています。
圏央道は都心50km圏をぐるりと回る高速道路です。千葉~埼玉~東京~神奈川を環状につなぎますが、最後の最後で未開通となっているのが、成田空港周辺と、この横浜区間です。
横浜区間は、藤沢から西進し、栄JCTを経由して、横浜横須賀道路の釜利谷JCTに直結するものです。
ほとんどが地下トンネル区間で、特に藤沢~栄は5.6kmにも及ぶ長大なシールドトンネルで抜けていくことになります。
そのシールドトンネルは上り線(横浜方面)と下り線(藤沢方面)で別々に掘削されますが、その片方の横浜方面トンネルが、まもなく掘削完了となります。
シールド工事は、まず「シールドマシン1号機」が、上り線の途中の「大鋸発進立坑」から、藤沢方面へ掘削開始。藤沢側で折り返して下り線の掘削に入る計画でした。
しかし、1号機は2019年に損傷した影響で、藤沢の折り返し地点で今もストップ中です。
その代わりに「シールドマシン2号機」が栄側から、1号機を追いかけるように、上り線(横浜方面)を掘削開始。
その2号機がいよいよ、1号機の出発地点「大鋸発進立坑」付近へ到達したのです。
7月8日から、いよいよ1号機の掘ったトンネルとつなぐため、壁を掘り崩していく作業がスタートしました。一度掘ったトンネルの壁をぶち抜くため、薬液注入などで崩壊を防ぐ「地中接合」という特別な工事になります。
長い地下トンネルのやっと「半分」が完成するというニュースに、コメントでは「シールドマシンもっと投入して掘って欲しい。ここの渋滞がなくなれば横浜に行く人絶対楽になる」「1号機早く折り返して!」「頑張れシールドマシン2号!」など、期待する声が上がっています。
なかには「まずは上り線のトンネルが完成したら、そこを対面通行で暫定開通させてほしい!」といった声も見られました。
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