日産の「車中泊ミニバン スポーツ仕様」がスゴい! 専用カスタム×めちゃ“巨大ベッド”搭載 「走って寝られるセレナ」 市販化なるか
日産「セレナ」をベースに内外装や足回りをスポーティに仕上げ、さらに車中泊も可能にしたコンセプトモデルがあります。どのようなクルマなのでしょうか。
めちゃスポーティな「車中泊セレナ」 市販化なるか
日産「セレナ」はミディアムサイズミニバンでも好調な販売台数を記録しており、2024年上半期では登録車全体でも6位につけています。
そんなセレナですが、内外装や足回りをスポーティな仕様としつつも、車中泊向けにカスタマイズされたモデルがあります。一体どのようなクルマなのでしょうか。
セレナは1991年に「バネットセレナ」として登場しました。
以来、比較的コンパクトなサイズや使い勝手の良い3列シートなどが支持され、ファミリー層を中心に支持を獲得。現在では日産の国内ラインナップで中核をなす人気モデルとなっています。
現行型は2022年11月に6年ぶりの全面刷新を果たした6代目。
内外装デザインを一新したほか、先進運転支援「プロパイロット」も機能を向上。最上級モデルでは、高速道路の同一車線走行時にハンズオフ可能な「プロパイロット2.0」を採用しました。
また、ハイブリッド車のパワートレインを第2世代「e-POWER」に刷新し、燃費と走行性能を向上しました。
発売から1年以上が経過してもなお、順調な売れ行きを記録しており、2024年1月から6月までの上半期ではミディアムミニバンとしては1位、日産車では「ノート」に次ぐ2位のポジションにつけています。
ラインナップは、標準タイプとエアロタイプ「ハイウェイスター」、プロパイロット2.0などを標準装備する最上級グレード「ルキシオン」、さらに専用内外装を備える「オーテック」を用意します。
価格(消費税込)は276万8700円から479万8200円です。
なかでもオーテックは、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が手掛けたカスタマイズカーです。
専用バンパーやメタル加飾などをはじめ、きらびやかで高級感のあるエクステリアや、湘南の海をイメーじしたブルーステッチと本革のような手触りの上質な素材「レザレット」などを用いたインテリアを装備しています。
このオーテックをベースに、日産は2024年1月開催されたカスタムカーショー「東京オートサロン2024」で、「セレナ オーテック “スポーツスペック コンセプト”」を出展しました。
ボディには専用チューニングが施されたほか、サスペンションやエンジンコンピュータも専用品を装着するなど、体幹を強化するとともに動力性能も向上しています。
エクステリアはスポーツスペック専用のエンブレムを装着。18インチアルミホイール+ミシュラン製「パイロットスポーツ4S」を組み合わせ、走行性能の高さを予感させます。
さらに、インテリアは「マルチベッドシステム」を装備している点が大きな特徴です。
このマルチベッドシステムも、NMCが特装車としてセレナをはじめ商用バンの「キャラバン」「NV200バネット」の各モデルにラインナップする、車中泊向け仕様車のひとつです。
セレナでは、3列目シートを撤去したほか、専用ベッドフレームとベッドマットを装着。2列目シートを倒すことで、長さ2120mm×幅1320mmと大人2名が就寝できる寝床を確保することができます。
オーテックモデルでは、ベッドマットがシートと同様のブルーステッチが施され、オーテックの世界観が取り入れられた寝床になっています。
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セレナ オーテック、およびセレナ マルチベッドは特装車としてラインナップされていますが、公開から半年が経過したセレナ オーテック “スポーツスペック コンセプト”は現在も市販化はされていません。
そのいっぽう、先代セレナではオーテックをベースに、スポーティな味付けの専用パーツを装着した同名のモデルが追加設定されています。
マルチベッドとの組み合わせは不明ですが、オーテック スポーツスペックとしての登場が期待されます。
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