高齢者の事故が増加傾向に! 国交省や警察が「ただちに」動くべき「2つの“緊急”対策」とは
高齢者を救うもうひとつの「有効策」とは
ここから先、もうひとつは警察の仕事だ。
現在進行形で、少なからぬ高齢者がADAS無しのクルマか、付いていても性能の低いタイプに乗っている。
2020年以前のクルマで、歩行者や夜間の制御が出来るのはスバルやボルボなど限られたメーカーのみ。
事故を大幅に減らせると言われているADASさえ付いていないクルマに乗っている高齢者が多いということです。事故率が高いドライバーなのに、安全装備無しというのは考えものだ。
ところが高齢の方に乗り換えをすすめると「お金がない」とか「もう何年も乗らないからいい」と言う。事故率が高いということを理解してもらえないワケだ。これはもう自分の親であっても言うことを聞いてくれない。
筆者(自動車評論家 国沢 光宏)の場合、ADAS付きのマニュアル車を購入し乗ってもらっているけれど、金銭的な余裕なければ難しい。かといって、事故でも起こされたら悲惨です。やはり警察が動いてくれないといかんともしがたい。
例えば免許の更新時、75歳以上は乗車条件として高性能ADAS付きのクルマに限定すべきだ。
買い換える余裕がない、と言っても悲惨な事故を防ぐ方にチカラを入れるべき。購入する余裕が無いのなら、リースにすればいいだろう。
幸い軽自動車なら、ADASをフル装備しても130万円あれば作れる。非営利の社会事業にすることで1ヶ月2万円くらいの料金設定は可能だと思う。
いずれにしろ、対応は一刻を争う。悲惨な事故が増える前に速やかに動いて頂きたいと強く思う。
技術的に出来るのだけれど、やらないまま事故が起きたら、国交省と警察に責任負担をさせても良いとさえ考えるほど、筆者は強い危機感を覚えます。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
特になし
何か文面がちぐはぐ感が目立つ。結論は高齢者に運転させるなという事だろ?