「えっ!」捕まるのはイヤだけど…乗ってみたい!? 爆速「“2ドア”パトカー」3選

パトカーには主にセダンが用いられますが、なかには高性能車を採用するケースがあります。今回はパトカーに採用された国産スポーツカーを3台紹介します。

パトカーはセダンだけじゃない!

 街中でよく見かける白黒塗装のパトロールカーですが、一般的にはトヨタ「クラウン」など、セダンをベース車としていることが殆どです。
 
 しかし、高速道路での取り締まりを行う交通機動隊のパトカーには、高性能なスポーツカーが選ばれることもあります。
 
 今回は、実際に警察車両として使われている国産スポーツカーを3台紹介します。

逃げ切れない!? 爆速の2ドアパトカーとは?
逃げ切れない!? 爆速の2ドアパトカーとは?

●レクサス「LC」

 LCは2017年3月に、レクサスの最上級ラグジュアリークーペとして発売されました。

 エクステリアでは低重心化を活かしたロー&ワイドなフォルムを実現し、躍動感を高めた独自のスピンドルグリル、個性的な顔付きを演出する3眼のフルLEDヘッドランプを採用。

 走行性能に配慮した、独創的かつ流麗なフォルムとなっています。

 パワートレインは、5リッターV型8気筒NA(自然吸気)エンジンモデル「LC500」と、3.5リッターV型6気筒エンジンにモーターが加えられたハイブリッドモデル「LC500h」をラインナップ。

 これらに10速ATが組み合わされています。

 グレードはスタンダード仕様に加え、アルカンターラとセミアニリン本革のコンビシートやCFRPルーフなどをスポーティーに仕上げられた「Sパッケージ」と、セミアニリン本革シートやガラスパノラマルーフなどを備えラグジュアリー要素がプラスされた「Lパッケージ」が設定されています。

 さらに2020年7月には、LC500をベースにしたコンバーチブルモデル「LC500 コンバーチブル」も追加されました。

 価格(消費税込、以下同)は1400万円から1483万円です。

 なおパトカーに導入されているのはLC500で、2020年9月に栃木県警へ寄贈されました。

 主に交通機動隊での取り締まりで用いられているといいます。

●日産「GT-R」

 日産「GT-R(R35型)」は2007年10月に登場しました。

 それまで、同社が販売していたスポーツセダン・クーペのスカイラインの最高峰モデルであるGT-Rの血統を引き継ぎ、「究極のドライビングプレジャーを追求する」というコンセプトのもと、日産の技術を詰め込んだクルマとして君臨し続けています。

 デビューから17年が経過してもなおフルモデルチェンジを受けておらず、年々デザインやエンジンに熟成を重ねて常に進化を続けましたが、R35型としては2024年3月14日に発表された2025年モデルが最終となり、2025年8月に生産終了が予定されています。

 パワートレインは、VR38DETT型3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジンに、6速のデュアルクラッチトランスミッションと4WDシステムを組み合わせています。

 2007年の登場当初は最大出力480ps・最大トルク588Nmを誇りましたが、2024年モデルでは最大出力570ps・最大トルク637Nmへと向上。

 専用チューンを施したNISMOモデルでは600馬力・652Nmを発揮します。

 価格は1444万3000円から3061万3000円です。

 このR35型GT-Rのパトカーは、2018年に全国で初めて栃木県警が導入しました。

 高速隊本隊に配備され、東北自動車道や北関東道などの県内パトロールや、交通安全に向けた各種行事、各種展示でも活躍しているといいます。

●ホンダ「NSX」

 NSXはホンダがかつて生産、販売していた2シーターのミッドシップスポーツカーです。

 初代は1990年に登場し、2016年8月には2代目がデビューしています。

 今回パトカーとして用いられていたのは、初代のモデルです。

 当時、世界初のオールアルミモノコックのシャシに、最高出力280psを誇る3リッターV型6気筒エンジンをミッドシップマウントしたパッケージに、世界中から注目が集まりました。

 NSXは欧州製のスーパーカーを大きく上まわる品質を実現し、スーパーカーの概念を変えたクルマとして国内外で商業的な成功を収めています。

 そして、NSXが1992年に栃木県警へパトカーとして導入され話題になり、ホンダが栃木県警に寄贈したことが新聞でも報じられています。

 日産「スカイラインGT-R」やトヨタ「スープラ」など国産車の高性能化が進むなかで、速度超過などの違反行為の増加に対する抑止効果も狙っていたのかもしれません。

 またデビュー当時の新車価格(消費税抜き)は、MTが800万3000円、ATが860万3000円と、国内メーカーの乗用車では最高額でありながらも、バブル経済の追い風もあり、発売当初で3年分のバックオーダーを抱えたという逸話があります。

【画像】超カッコイイ...! これが「最強のパトカー」です!(30枚以上)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー